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抗原検査またはLAMP法でSARS-CoV-2陽性であるがPCR検査で陰性である事例について

抗原検査またはLAMP法でSARS-CoV-2陽性であるがPCR検査で陰性である事例について

抗原検査またはLAMP法検査陽性であるが、PCR検査で陰性である事例がある。

検査結果が異なる場合の考え方

鼻咽腔ぬぐい液検体のPCR検査結果をゴールデンスタンダードと考えるなら、他の検査結果は偽陽性ということになる。一方、採取の時点や検体が同一でないために、PCR検査結果の方が偽陰性であるという可能性を否定することは、必ずしも容易ではない。

制度上は、抗原検査またはLAMP法陽性だけで診断可能である一方、行政検査以外の検査については精度管理が十分になされていない等の場合には再度検査を行うこととなっている。
https://www.mhlw.go.jp/content/000660520.pdf

したがって現時点では、個別事例ごとに、以下のような点も考慮しながら、患者や検査の状況を踏まえて総合的に判断することになる。なお、今後の検査法の向上やエビデンスの蓄積が望まれる。

(1) 抗原検査陽性、PCR検査陰性について
抗原検査の特異度はかなり高いが、PCR法には及ばす偽陽性が出現しうる。
https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S1201-9712(20)30658-5
製品による差も見られ、今後検証していく必要がある。
エスプライン https://www.mhlw.go.jp/content/000630270.pdf
クイックナビ https://www.mhlw.go.jp/content/000658371.pdf

(2) LAMP法陽性、PCR検査陰性について
LAMP法の特異度は相当高いと考えられる。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7144850/
https://www.mdpi.com/1422-0067/21/15/5380
ただし、氷上操作など手順遵守を確認する必要がある。
http://loopamp.eiken.co.jp/faq/sars.html
非特異的増幅が起こる場合があり、電気泳動や抽出試薬変更(キアゲン社)によって精度が向上するが、実際の実施は困難である。

(3) 唾液検体陽性、咽頭ぬぐい液陰性について
飲食後の唾液検体採取を避ける必要がある。
一方、唾液は他の検体より感度が優れていると考えられる。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2016359?query=C19&cid=DM97750_NEJM_Registered_Users_and_InActive&bid=248109145 https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciaa1156/5882012
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7316041/

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