ようこそ、保健所情報支援システムへ。~平成28年度地域保健推進事業(全国保健所長会協力事業)~

健康危機管理ニュース

感染症・健康危機管理ニュース

*感染症・健康危機管理ニュース 2月11日 緒方剛
保健所などの関係者に、健康危機に関する新規の国・自治体関連情報及び事例をご紹介しています。
このページの短縮URL http://www.support-hc.com/index.php?

変異株感染者における短い潜伏期間
https://www.mdpi.com/1660-4601/19/3/1127/htm
https://www.mdpi.com/1660-4601/19/7/3889/htm 
日本の茨城における確認時に家庭内接触を通じたウイルス伝播によるデルタ変異型感染症の無症状COVID-19患者の低い割合
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ghm/advpub/0/advpub_2021.01116/_article/-char/en
Covid19の配偶者ではない家族接触者における二次感染率
https://www.mdpi.com/1660-4601/18/17/8921
土浦市におけるcovid-19 アウトブレイクの感染源と対応
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/68/10/68_21-050/_article
感染経路不明のCOVID-19症例における「診断の長期の遅れ」はその後の倍加時間と逆相関する
https://www.mdpi.com/1660-4601/18/7/3377/html
日本のcovid-19症例における診断の遅れの高い割合
https://www.mdpi.com/1660-4601/17/22/8655/htm
https://www.carenet.com/news/general/carenet/51261

オミクロンBA.5優勢期におけるCOVID-19の潜伏期間 (CDC新興感染症誌/全国保健所長会事業班)
日本におけるオミクロンBA.5優勢期におけるCOVID-19の平均潜伏期間 は2.6(95%信頼区間2.5–2.8)日であり、デルタ株優勢期における潜伏期間より短かった。潜伏期間は会食や成人の感染源と関連していた。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/29/3/22-1360_article
オミクロンBA.2優勢期における家庭内接触者に対する新型コロナウイルスのワクチン効果 (CDC新興感染症誌/全国保健所長会事業班)
最近(3 か月未満)接種のない家庭内接触者の発病率は、2回接種していない初発患者の接触者より、2回接種した初発患者の接触者の方が低く、間接的なワクチン効果を示した。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/30/7/23-0968_article

2月10日 食中毒の発生について (新潟県)
国立感染症研究所にて実施した患者血清および便の検査結果が判明し、C型ボツリヌス毒素陽性となった。
患者は11月頃、市内食料品店で容器包装詰の要冷蔵食品を購入し、自宅にて常温保管していたこと
1月20日(月)の正午頃、1人で喫食したこと
喫食時にブルーチーズ様の臭い、味が確認されたこと
食餌性ボツリヌス症の一般的な潜伏期間(8~36時間)内に他に疑わしい食品を喫食していないこと 
https://www.city.niigata.lg.jp/iryo/shoku/syokuei/shokucyudokuinfo/syokutudoku-hassei/20240515.files/houdousiryou1.pdf

2月5日 オミクロン以前と以後の新型コロナウイルス再感染に対する異なる防御力 (ネイチャー誌)
オミクロン以前は、自然感染は再感染に対して強力かつ持続的な防御力を提供し、時間の経過により減衰は最小限であった。しかしオミクロン期では、防御力は最近感染した者に対してのみ強力で、時間経過により急速に減衰して1年以内に消滅した。
https://www.nature.com/articles/s41586-024-08511-9

1月25日 麻疹予防接種歴のない有症状麻疹患者における短い潜伏期間 (ワクチン誌/全国保健所長会事業班)
麻疹の予防接種歴がない感染者における潜伏期間は、7-10日(平均8.4日)の範囲にある一方、潜伏期間は麻疹ワクチン接種者においては有意に長かった(p値 0.005)。https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0264410X24013343

1月22日 麻しん(はしか)患者の発生について (東京都、高知県、松山市、香川県)
1月13日(月曜日) 羽田空港第2ターミナル (1階到着ロビー、2階出発ロビー)(08:30から11:00頃) 全日空0563便 羽田空港⇒高知空港(11:00発 12:30着)12:30 頃から 13:00 頃まで 高知龍馬空港 15:30 頃から 16:30 頃まで むろと廃校水族館
1月14日(火曜日) 午後2時から午後4時 道後温泉 本館 神の湯
1月15日(水曜日)高松空港 滞在時間は 16 時 30 分頃~出発時間 全日空0538便 高松空港⇒羽田空港(17:30発 18:50着)羽田空港第2ターミナル (1階到着ロビー)(18:50から19:35頃)空港連絡バス(西武バス)所沢羽田線 羽田空港第2ターミナル⇒所沢駅東口(19:35から21:10頃)https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2024/01/22/202501221700
https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2025012200130/file_contents/file_20251223162653_1.pdf
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/202501/1325512025012.html
https://www.pref.kagawa.lg.jp/documents/52301/20250122press_measles.pdf

1月15日 新興・再興感染症等対策事業「行政・保健所職員のための知っておきたいシリーズ」 (日本公衆衛生協会/全国保健所長会)
http://www.jpha.or.jp/sub/menu04_2_2.html

1月9日 2024年に経験したエコーウイルス11による新生児期、乳児期早期感染症例 (神戸市)
4例中3例はnew lineage 1に属し、国内初報告と考えられる。
全例肝逸脱酵素の上昇を認めず、中枢神経感染症であったにもかかわらず数日で後遺症なく退院できたことであるhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/entero/entero-iasrs/13057-540p01.html

12月26日 入国前結核スクリーニングの実施について (厚生労働省)
フィリピン、ベトナム、インドネシア、ネパール、ミャンマー及び中国の国籍を有し、中長期在留者 並びに デジタルノマド及びその配偶者又は子として我が国に入国・在留しようとする者とする。
結核非発病証明書とは、対象国内に所在する医療機関であって、日本国政府が指定する医療機関が発行するものとする。
https://www.mhlw.go.jp/content/001365656.pdf

12月20日 麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起 (京都市)
渡航歴:あり(英国)
12/16(月) 10 時 40 分~13 時頃 東海道新幹線 品川駅~京都駅 午後 JR奈良線(京都駅~稲荷駅)伏見稲荷 タクシー(会社不明)清水寺バス(会社不明)
12/17(火) 10 時 20 分~12 時頃 東海道・山陽新幹線 京都駅~広島駅
5号車 16 時 40 分~18 時 20 分頃 東海道・山陽新幹線 広島駅~京都駅 5号車 時間不明 タクシー(会社不明)
12/18(水) 午後 タクシー(会社不明)20 時 42 分~20 時 49 分 JR嵯峨野線 二条駅~京都駅https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/cmsfiles/contents/0000335/335928/houdou.pdf

12月20日  2024年に経験した輸入症例を起点とした大阪府内の麻疹広域集積事例の疫学および分子疫学解析 (病原微生物検出情報/大阪府)
2024年2月24日に関西国際空港経由で帰国した患者(初発例) の同乗者でその後麻疹と診断された3例のうち最も発症日が遅かった患者は3月15日で、修飾麻疹として届け出られ、2回のワクチン接種歴があった。
海外渡航歴のない麻疹患者3例の届出が3月にあった。1例目はワクチン接種歴1回で、初発例との接触が確認され健康観察中であった者。2例目はワクチン接種歴1回で、疫学調査の結果, 初発例との空間共有が確認された者。残りの1例は0歳児のワクチン未接種者
検出された7例の塩基配列はすべて同一で, 遺伝子型はD8であった
https://www.niid.go.jp/niid/ja/measles-m/measles-iasrd/13054-538d01.html

12月18日 急性呼吸器感染症サーベイランス実施に向けた準備について (厚生労働省)
小児科定点 保健所管内人口 定点数
~11.5万人 1 11.5万人~18.5万人 2 18.5万人~ 3+(人口-18.5万人)/7.5万人
内科定点 保健所管内人口 定点数
~15万人 1 15万人~25万人 2 25万人~ 3+(人口-25万人)/10万人
指定状況を記載の上、所定の様式を添付し、 連絡先まで報告をお願い致します。【令和7年2月 21 日(金)締め切り】
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001362120.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001362121.pdf

12月18日 帯状疱疹ワクチンについて (厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会)
個人の発病またはその重症化を防止することを目的とし、帯状疱疹を予防接種法上のB類疾病に位置づけることとしてはどうか。
帯状疱疹ワクチンの定期接種の対象年齢については、 65歳としてはどうか。
費用対効果評価の結果や、複数の選択肢を確保する観点から、生ワクチン及び組換えワクチンの両方を定期接種に用いるワクチンとして位置づけてはどうか。
5年間の経過措置として、5歳年齢ごと(70、75、80、85、90、95、100歳)を対象としてはどうか。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001357453.pdf

12月12日 鳥インフルエンザ(H5N1)に関する積極的疫学調査の実施等について (厚生労働省)
要観察例 38℃以上の発熱及び急性呼吸器症状があり、かつ、次のアからウまでのいずれかに該当する者
ア 10 日以内にインフルエンザウイルス(H5N1)に感染している若しくはその疑いのある鳥類、乳牛若しくはその他哺乳類又はその死体と、適切な個人防護具の着用なく、直接接触又は2メートル以内に接近したことがある者
イ アの鳥類、乳牛若しくはその他哺乳類の排泄物、未殺菌の乳、生肉又はそ
の加工製品(未殺菌のものに限る。)に直接接触又は摂取した者
ウ10 日以内の患者との接触者
保健所において、医師等から要観察例に関する情報が得られた場合には、当該医師等に対して当該要観察例に関して 聴取するとともに、 採取した検体の提出を求め、厚生労働大臣に連絡すること。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001347315.pdf

12月9日 大町保健所管内の集団給食施設でヒスタミンによる食中毒が発生しました (長野県)
患者は12月4日に当該施設で調理した給食を喫食した3グループ411名中の3グループ46名で、4日午後1時頃から発赤、頭痛、下痢などの症状を呈していました。
患者は、当該施設で調理した給食を共通して喫食していました。
環境保全研究所が行った検査により、食品からヒスタミンが検出されました。 原因食品 フィッシュチリソースhttps://www.pref.nagano.lg.jp/shokusei/happyou/ch241209.html

12月8日 コンゴ民主共和国 未診断の疾患 (WHO)
2024年10月24日と12月5日の間に、クワンゴ州パンジ保健圏域は、発熱、頭痛、咳、鼻汁、身体痛のある未診断の疾患の406症例および31の死亡者(致死率7.6%)記録した。報告された症例は、第45疫学週(2024年11月9日に終了した週)にピークがあった。流行はまだ続いている。https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news/item/2024-DON546

12月6日 コンゴ民主共和国を支援し、遠隔地における疾病診断の取り組みを強化 (WHO)
保健省によると、これまでに394症例と30の死亡がパンジ保健圏域で報告されている。疾病の症状は、頭痛、咳、発熱、呼吸困難および貧血を含む。
https://www.afro.who.int/countries/democratic-republic-of-congo/news/who-supports-drc-reinforce-efforts-diagnose-disease-remote-area

12月6日 エンテロウイルスによる新生児重症感染症 (病原体微生物検出情報/国立成育医療研究センター・世田谷保健所)
2024年8~11月に当院で新生児の重症感染症で集中治療管理を要した4症例からEV(E-11が3症例、CV-B4が1症例)が検出されたため報告する。https://www.niid.go.jp/niid/ja/entero/entero-iasrs/13018-539p01.html

12月4日 政府行動計画を踏まえた中長期的な今後の対応 (新型インフルエンザ等対策推進会議)
年明け以降、行動計画を踏まえた関係省庁の取組状況のフォローアップ(FU)作業に着手し、6月頃にとりまとめの上、新型インフルエンザ等対策推進会議への報告を経て公表予定。https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/taisakusuisin/dai15_2024/gijisidai_2.pdf

12月3日 新生児におけるエコーウイルス 11 型(E-11)感染症の発生について (厚生労働省)
貴管下保健所及び地方衛生研究所におかれましては、新生児の E-11 感染事例が発生した場合は、医療機関と連携の下、検体(血液・消化器由来検体・呼吸器由来検体等)の保存にご協力いただきますようお願いいたします。https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/documents/20241203_echovirus.pdf

12月1日 コンゴ民主共和国クワンゴ州パンジで報告されている原因不明の流行による死亡 (フルトラッカー)
https://flutrackers.com/forum/forum/africa/emerging-diseases-other-health-threats-ah/1001427-drc-kwango-several-deaths-due-to-an-epidemic-of-unknown-origin-reported-in-panzi-november-30-2024

11月29日 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の一部を改正する省令の施行について(厚生労働省)
急性呼吸器感染症(既に五類感染症として位置づけられている急性呼吸器感染症については、重複となるため除く。)を五類感染症に追加する。
特定感染症予防指針を策定する感染症に、現在対象とされていない急性呼吸器感染症を追加する。
指定届出機関( 診療科名中に内科又は小児科を含む病院又は診療所に限る。)の管理者による発生の届出の対象となる五類感染症に、それぞれ現在対象とされていない急性呼吸器感染症を加える。
https://laws.e-gov.go.jp/law/410M50000100099
https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/500/548/iryoukikanyakkyoku/osirase/d079411_d/fil/60.pdf

11月27日 HPVワクチンのキャッチアップ接種について (厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会)
キャッチアップ接種を開始したが期間中に3回の接種を完了できないことが見込まれる者について、公費で接種を完了できるよう取り扱うべきと考えるがどうか。
対象の期間は最大で1年間としてはどうか。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001340022.pdf

11月27日 小学校におけるブレイクスルー水痘の集団感染事例 (病原微生物検出情報/富山県)
ワクチン接種歴別の発症率は2回接種13%(42/325), 1回接種33%(7/21), 未接種11%(2/19)であった
https://www.niid.go.jp/niid/ja/varicella-m/varicella-iasrd/13001-537d01.html

11月21日 家庭内二次感染の予防におけるインフルエンザワクチンの推定効果 (米国医学会誌)
未接種の家庭内接触者における二次感染予防のための全推定ワクチン効果は、21.0%(95%信頼区間1.4%-36.7%)であり、インフルエンザの種類によって異なった。推定ワクチン効果はインフルエンザAに対して5.0%(95%信頼区間 -22.3%-26.3%)であり、インフルエンザBに対して56.4%(95%信頼区間 30.1%-72.8%)であった。https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2826553

11月15日 エムポックスのクレード判別のための検査体制の整備について  (内閣官房/厚生労働省)
国内におけるエムポックス(クレードⅠ)の侵入を早期に探知し、感染拡大を防止するため、今後、しばらくの間、エムポックスの患者が発生した場合には、夜間・休日を問わず直ちに地方衛生研究所におけるクレード判別検査の実施又は、夜間・休日の対応が難しい場合若しくは地方衛生研究所におけるクレード判別検査が実施できない場合には可及的速やかに国立感染症研究所への検体送付をお願いします。
https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/eiken/kikaku/tuuchi/documents/jimurenraku_betten_20241015.pdf

11月14日 麻しん(はしか)に関する注意情報 (大阪府)
1月6日から12日に近鉄電車、阪神電鉄、Osaka Metro、大阪出入国在留管理局、南海電鉄、関西国際空港、ベトナム航空を利用した方へ
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/fumin/o100050/prs_50929.html
https://www.mhlw.go.jp/content/001331929.pdf

11月11日 学校の場における新型コロナ感染 (新興感染症誌/沖縄県)
我われの調査は、多数の陽性例の検出にかかわらず、二次感染の平均数はすべての種類の学校を通じて約 0.5 例と比較的低いままであることを示した。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/30/11/24-0638_article

11月10日 JN.1型優勢期での高齢者における有症状新型コロナ感染に対するXBB.1.5ワクチンの効果 (インフルエンザおよび他の呼吸器疾患誌/欧州)
ワクチン効果は、接種後1ー5、6ー11、12週以上の発症者においてそれぞれ、48%(95%信頼区間 12-71)、23%(95%信頼区間 -11-48)、5%(95%信頼区間 -92-56)であった。https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/irv.70009

11月6日 新型コロナ罹患後の状況を生じるリスクについての新型コロナワクチンの効果  (ワクチン誌/九州大)
対象とした36のうち28の状況を生じる8か月のリスクは、人が感染の(14–149日)前に接種されたときに、有意に低かった。https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0264410X24011794

10月24日 家庭内感染に関するCOVID-19ワクチンの間接的予防の効率と間接的予防と直接的予防の相互作用 (ワクチン誌/全国保健所長会事業班)
初発症例も接触者もワクチンを接種していない接触者(0,0)と比較して、(2,0)、(0,2)、(2,2)のデルタ株二次感染率は低かった(それぞれ0.45、95%信頼区間0.24~0.82、0.24、95%信頼区間0.17~0.032、0.11、95%信頼区間0.06~0.20)。https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0264410X24007497

10月24日 病原体の行政検査の取り扱いについて (厚生科学審議会感染症部会)
都道府県等から国(厚生労働省)に提出された検体等の所有権は国(厚生労働省)に帰属することを、入念的に課長通知で明確化する。
行政検査用に国(厚生労働省)に提出される検体、「検体送付表」及び「同定依頼票」に記載のある事項については、ただちに個人情報には当たらない。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001320268.pdf

10月24日 マイコプラズマ肺炎増加に関する学会からの提言について  (厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001320926.pdf

10月23日 麻しん(はしか)患者の発生について (埼玉県)
発症年月日:令和6年10月13日(日)
10月13日(日)17時頃~17時半頃 ヤオコー浦和美園店
10月13日(日)17時半頃~18時頃  西松屋浦和美園店
10月14日(月)15時頃~18時半頃  コストコホールセール新三郷倉庫店https://www.pref.saitama.lg.jp/a0710/news/page/news2024102301.html
 
10月16日 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)感染症 (厚生科学審議会感染症部会薬剤耐性(AMR)に関する小委員会)
IPM および CMZ 基準を削除し、MEPM 基準のみとしてはどうか。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001317263.pdf

10月16日 薬剤耐性緑膿菌感染症 (厚生科学審議会感染症部会薬剤耐性(AMR)に関する小委員会)
基幹定点(1か月以内に報告)で把握している MDRP 感染症を全数把握疾患(7日以内に報告)としてはどうか。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001317264.pdf

10月16日 食べ残し持ち帰り促進ガイドライン案 (消費者庁)
飲食店が顧客に提供した段階で、飲食店における食品の「販売」行為は終了しているため、顧客が食べ残したものを持ち帰る場面において食品衛生法上の新たな義務は生じない。
また、食品衛生法で食べ残し持ち帰りを禁止する規定はない。
しかしながら、飲食店が食べ残し持ち帰りの対象の飲食物を提供した時点で既に異物混入等の食品事故の原因が存在している(飲食店に帰責性がある場合)か、飲食店が食べ残し持ち帰りの対象の飲食物を提供した後に異物混入等の食品事故の原因が存在している(飲食店に帰責性がない場合)かは、保健所等の事後的な調査を経て初めて明らかになるため、保健所等の調査(食品衛生法第 28 条等)の対象となる。
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/download?seqNo=0000281073

10月9日 急性呼吸器感染症 ( A R I ) サーベイランスに係る具体的な方針について (厚生科学審議会感染症部会)
定点(指定医療機関)の指定は、都道府県の判断にて実施されるものであり、基準以上に指定することを拒むものではありません。
令和7年4月7日(見込み) :急性呼吸器感染症(ARI)定点/病原体による報告開始
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001314356.pdf

10月7日 デング熱の国内感染が疑われる症例の発生について (厚生労働省)
デング熱の国内感染が疑われる事例については、速やかに保健所への情報提供を行っていただくよう協力要請をお願いします。
https://www.mhlw.go.jp/content/001314141.pdf

10月7日 麻しん(はしか)患者の接触者の発症について (埼玉県)
発症年月日:令和6年9月27日
9月21日~23日 初発患者と行動を共にする
9月21日 イオンレイクタウンkaze3階ゲームセンター
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0710/news/page/news2024100701.html

10月4日 麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について (埼玉県)
令和6年10月3日(木)、県内において麻しん患者の発生を確認しました。
発症年月日:令和6年9月20日
https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/259357/mashinkanjahassei241004.pdf

9月18日 急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスに係る具体的な方針について (厚生科学審議会感染症部会)
小児科定点、又は急性呼吸器感染症(ARI)定点(小児科定点)
定点設計の方法を再検討することとしてはどうか。
隣接する複数の保健所を併せて定点を設定することも可能としてはどうか。https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001305063.pdf

9月18日 医療提供体制や感染症の特性等を踏まえた、都道府県等と消防機関の役割分担の基本的な考え方等について (厚生労働省、消防庁)
救急業務は「傷病者を医療機関その他の場所に迅速に搬送するための適当な手段がない場合」(消防法施行令第42条)に行うものであり、感染症法に基づく保健所等による移送手段が他にない場合に初めて、消防に協力依頼を求めることができるものであること。
したがって、感染症法第21条に基づく保健所等の業務と消防法第2条第9項に基づく救急業務が重複適用される場合にあっては、第一義的に保健所が感染症の患者の移送及び医療機関の選定等について責任を有するものであること。

9月6日 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)開催に伴う感染症サーベイランスの取組強化について (厚生労働省)
令和7年3月13日(木) – 令和7年11月13日(木)
強化サーベイランス対象疾患 麻しん、侵襲性髄膜炎菌感染症、中東呼吸器症候群(MERS)、万博会場内で提供された食品に関連した腸管出血性大腸菌感染症
疑似症サーベイランスの取組の強化
https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/63648/0906surveillance.pdf

8月31日 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン (内閣感染症危機管理統括庁)
https://www.caicm.go.jp/action/plan/guideline/index.html

8月30日 国内外におけるダニ媒介脳炎の発生状況について (国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/tick-encephalitis-m/2661-cepr/12805-tbe-ra-2408.html

8月28日 野生、アルファ、デルタ、オミクロン変異株の期間での新型コロナワクチン接種のCOVID-19の受診した急性期以後の後遺症のリスクとの関連 (オープンフォーラム誌感染症/米国)
ワクチン未接種患者、mRNAワクチン2回接種患者、および2回以上接種患者の間で、診断された急性期以後の後遺症の発症における違いは観察されなかった。
https://academic.oup.com/ofid/advance-article/doi/10.1093/ofid/ofae495/7742944

8月28日 食中毒事例より検出された新たな血清型O10:K4の腸炎ビブリオについて (広島県西部保健所)
県内施設で夕食を喫食した3グループ8名が腹痛および下痢を発症した。有症者の共通食は当該施設での食事に限られており, 患者4名の便から腸炎ビブリオ(うち3検体の血清型がO10:K4)が検出されたことから, 腸炎ビブリオO10:K4による食中毒と断定した。
日本において, 病原菌として分離された腸炎ビブリオの血清型は  近年はほとんどがO3:K6である。しかし国外では, 2020年中国において初めて新規血清型O10:K4が報告されると 2023年にはタイで分離され、 東南アジアにこの血清型が広がってきたことが報告された
https://www.niid.go.jp/niid/ja/vibrio-enteritis-m/vibrio-enteritis-iasrd/12843-534d01.html

8月26日 エムボックス流行を封じ込めるためにWHOによって着手された世界戦略的な準備と対策 (WHO)
https://www.who.int/news/item/26-08-2024-global-strategic-preparedness-and-response-plan-launched-by-who-to-contain-mpox-outbreak

8月22日 急性弛緩性麻痺の情報提供について (厚生労働省)
届出のあったAFPの症例について、国立感染症研究所から求めがあった場合は、積極的疫学調査で収集した情報を別紙「急性弛緩性麻痺症例60日後追跡報告書」を用いて、法第15条第13項に基づき、当該研究所へ提供していただくようお願いいたします。
https://www.mhlw.go.jp/content/001292832.pdf

8月16日 食中毒発生に伴う不利益処分の公表について  (港区) 
原因食品 令和6年7月 31 日及び8月1日に調理し、提供した食事
原因物質 細菌性赤痢https://www.city.minato.tokyo.jp/houdou/kuse/koho/press/202408/documents/20240618shobunhp.pdf

8月14日 WHO事務局長がエムポックスの流行を国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態と宣言 (WHO)
コンゴ民主共和国およびアフリカのより多くの国におけるエムボックスの急増が、国際保健規則(IHR)の下で国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を構成すると、WHO事務局長は判断した。
https://www.who.int/news/item/14-08-2024-who-director-general-declares-mpox-outbreak-a-public-health-emergency-of-international-concern

8月12日 麻疹ワクチンの二次不全後の前方ウイルス伝播 (新興感染症誌/オーストラリア)
3,030 人以上が二次ワクチン不全症例から麻疹ウイルスに曝露し、そのうち 180 人が感受性であり、二次感染率は 0%~6.25% であったことが示された。研究から 109 例の 二次ワクチン不全症例を特定し、症例患者の 10.09% (n = 11) がウイルスを伝播し、さらに 23 症例が発生し、実効再生産数0.063 (95%信頼区間0.0~0.5) を生じた。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/30/9/24-0150_article

8月7日 ミシガン州の2名の酪農場労働者におけるインフルエンザA(H5N1)ウイルス感染 (ニューイングランド医学誌/ミシガン州保健部・ミシガン中部保健所)
酪農労働者Aは、乳牛の高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)が確認された農場で乳牛の搾乳の間に右眼にミルクがかかった翌日に、右眼に不快感を覚えた。この従事者は個人用防護具を使用していなかった。発症翌日の検査では、右眼に結膜炎に一致する軽度の紅斑性結膜を示したが、左眼には異常はなかった。
別の農場の酪農労働者B は、咳、息切れ、頭痛、喉の痛み、倦怠感、鼻づまり、鼻炎を発症した。 この労働者の職務には、経口輸液療法 (通常は口腔分泌物を直接扱う) の実施を含む病気の牛の世話が含まれていた。労働者は目の保護具と手袋を使用していたが、マスクは使用していなかった。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2407264

8月6日 市内麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起 (神戸市)
7月28 日 10 時 18 分 筑紫が丘 5 丁目発、神戸駅前行の阪急バスに乗車 15 時頃 高速神戸駅から元町駅まで阪神電車に乗車 18 時 00 分 三宮センター街東口発、しあわせの村中央行の神戸市営バスに乗車
12 時~ 13 時頃 ハーバーランドのプロメナ神戸のフードコート
7 月30 日 18 時 30 分~ 19 時頃 餃子の王将西鈴蘭台店https://www.city.kobe.lg.jp/a00685/980253568185.html

8月5日 食中毒の発生について (横浜市)
発症者便 8検体 黄色ブドウ球菌検出
食品 3検体 黄色ブドウ球菌検出 (購入者から回収したウナギ弁当、店舗
保管の下処理済みウナギ)
ふきとり 1検体 黄色ブドウ球菌検出 (10F調理場内作業台)
調理に従事していた従業員の手洗いが不十分であり、手袋の着用実態も認められなかったことから、従業員の手指を介した汚染の可能性がある。
当日は、体調・手指の傷等の健康状態に関する記録表が十分に記載されておらず
https://www.city.yokohama.lg.jp/kenko-iryo-fukushi/kenko-iryo/shoku/yokohamaWEB/ihanchudoku/syokuchudoku.files/0143_20240805.pdf

7月31日 冷却塔からの曝露が示唆されたレジオネラ症集積事例を経験して (病原体微生物検出情報/茨木保健所・大阪府)
管内の一定地域( 半径約1.5km以内)にて、例年を上回る、約1カ月間に20名のレジオネラ症患者の発生を経験した。
25基から冷却塔水を採水し、9施設17基でレジオネラ属菌が検出され、最高検出菌数はA施設の屋上に設置されたB冷却塔で1.9×105CFU/100mLであった。 パルスフィールドゲル電気泳動(PFGE)の結果, B冷却塔由来株が、喀痰培養陽性8名の分離株と類似度90%以上を示した。
X-4日の定期水質検査にて冷却塔水で電気伝導率が管理目標値の2倍を超過する値であったことが、X+7日に判明した。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2641-related-articles/related-articles-533/12772-533r04.html

7月20日 小児における致死的SARS-CoV-2感染 (国立感染症研究所)
内因死の患者46人において、15%は1歳未満、59%は基礎疾患がなく、ワクチン接種対象の88%はワクチン未接種だった。
院外心停止は患者の46%に影響し、発症から死亡までの期間は77%で7日未満だった。主な疑われる死因は、中枢神経系の異常(35%)と心臓の異常(20%)であった。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/30/8/24-0031_article

7月19日 麻しん(はしか)患者の発生について (東京都)
患者が利用し、不特定多数の方と接触した可能性のある施設
7月8日(月曜日)日高屋 四ツ谷店(18:30から19:00頃)
7月11日(木曜日)ライフ 市谷薬王寺店(14:00から14:20頃)
SainE(セーヌ)よしや 柳町店(14:20から14:40頃)
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/pressboueki240719.html

7月17日 デルタ前、デルタ、オミクロン期間における SARS-CoV-2 感染の急性後の後遺症 (ニューイングランド医学誌)
分解分析によれば、プレデルタ前およびデルタ期間を合わせてよりも、オミクロン期間の 1 年時点での急性後の後遺症発生は、100 人あたり 5.23 件 (95%信頼区間 4.97-5.47) 少なかった。減少の28.11%(95%信頼区間25.57-30.50)は期間関連の影響(ウイルス変化およびその他の時間的影響)によるものであり、71.89%(95%信頼区間69.50-74.43)はワクチンによるものであった。
https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2403211

7月17日 保健に関するガイドライン(案) (厚生科学審議会感染症部会)
都道府県等は、国立保健医療科学院や国立健康危機管理研究機構等で実施される感染症対策・感染症検査等に関する研修会や実地疫学専門家養成コース等に、保健所及び地方衛生研究所職員等を積極的に派遣するとともに、感染症に関する研修等を開催すること等により保健所の職員等に対する研修の充実を図る。https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001275743.pdf

7月12日 オロプーシェ熱に関する情報提供及び協力依頼等について (厚生労働省)
貴管内において、医療機関からオロプーシェ熱を疑う患者への対応についての相談や情報提供があった場合には、厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部感染症対策課に情報提供をお願いします。
渡航歴や臨床症状等からオロプーシェ熱の可能性が考えられる患者を診察した場合には、最寄りの保健所に情報提供すること
https://www.kenkou.pref.mie.jp/topic3/20240717.pdf

7月11日 令和6年7月9日からの大雨災害に係る感染症予防対策等について (厚生労働省)
避難所における感染予防対策
自然災害時の感染症対策に関するガイダンス

7月8日 急性呼吸器感染症(A R I)サーベイランスに係る具体的な方針について (厚生科学審議会感染症部会)
急性呼吸器感染症を五類感染症に追加
急性呼吸器感染症(ARI)定点における対象疾患の範囲 特定感染症予防指針の範囲のうち、定点把握している五類感染症及び新たに五類感染症に位置づ
ける「急性呼吸器感染症」を範囲 「発熱の有無を問わない」定義
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001272561.pdf

7月2日 新型インフルエンザ等対策政府行動計画 (内閣感染症危機管理統括庁)
https://www.caicm.go.jp/action/plan/files/gov_action_plan.pdf
https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html

7月1日 国内における劇症型溶血性レンサ球菌感染症の増加について (国立感染症研究所)
2024年のGASによるSTSS症例は、656例が届出され、過去6年間で最も届出数が多かった。
推定感染経路は、創傷感染288例(44%)、感染経路不明227例(35%)、飛沫感染59例(9%)、接触感染24例(4%)等
https://www.niid.go.jp/niid/ja/tsls-m/2655-cepr/12718-stss-2024-06.html

6月24日 オミクロンBA.2優勢期における家庭内接触者に対する新型コロナウイルスのワクチン効果 (CDC新興感染症誌/全国保健所長会事業班)
最近(3 か月未満)接種のない家庭内接触者の発病率は、2回接種していない初発患者の接触者より、2回接種した初発患者の接触者の方が低く、間接的なワクチン効果を示した。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/30/7/23-0968_article

6月24日 オミクロンBA.5優勢波における新型コロナウイルス感染後症状の有病率とリスク要因 (CDC新興感染症誌/国立国際医療研究センター・筑波大学)
症例における新型コロナウイルス感染後症状(2か月以上)の割合は11.8%で、対照群における持続症状の割合5.5%より6.3%高かった。女性、基礎疾患、軽度から中等度の急性新型コロナウイルス感染症およびワクチン接種は、新型コロナウイルス感染後症状と関連していた。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/30/7/23-1723_article

6月6日 新型コロナ後遺症(ロングCOVID)の定義 深刻な結果を有する慢性全身性疾患の状態 (米国科学工学医学会)
新型コロナ後遺症は新型コロナウイルス感染後に起こるが、最初の感染の検査での確認やその他の証拠は必要ない。
定義では、新型コロナ後遺症の診断を行われるためには、症状は持続的でも再発寛解でも少なくとも3か月間存在している必要がある。
新型コロナ後遺症の症候、症状、診断できる状態を完全に列挙すると、200を超えるエントリが必ある。
https://www.nationalacademies.org/news/2024/06/federal-government-clinicians-employers-and-others-should-adopt-new-definition-for-long-covid-to-aid-in-consistent-diagnosis-documentation-and-treatment
https://nap.nationalacademies.org/read/27768/chapter/2

6月1日 世界保健総会は国際保健規則の改善のための広範囲決定的な改正案に合意 (WHO)
194の加盟国がの年次会合である世界保健総会は、本日国際保健規則(2005年)の重要な改正案に合意し、遅くとも1年以内に世界的なパンデミック協定の交渉を完了するという具体的な確約をした。
https://www.who.int/news/item/01-06-2024-world-health-assembly-agreement-reached-on-wide-ranging--decisive-package-of-amendments-to-improve-the-international-health-regulations--and-sets-date-for-finalizing-negotiations-on-a-proposed-pandemic-agreement

5月29日 飲食店で発生した腸管出血性大腸菌O157食中毒事例について (越谷市保健所)
患者14名の間に日常生活の接点は認められなかった。 14名は10月31日~11月12日に越谷市内の飲食店Aの利用が共通し, 全員がハンバーグを喫食していた。
調理方法については従業員が客に「ハンバーグは銀箸を使って真ん中で2つに割り, 割った面を下にして十分加熱してお召し上がりください」と口頭で伝えるのみ
https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2639-related-articles/related-articles-531/12693-531r04.html

5月29日 観光果樹園(りんご園)で発生した腸管出血性大腸菌O157食中毒事例 (茨城県)
症例定義は, 11月5日に当該果樹園を利用して試食用りんごを喫食した者で,  潜伏期間内に下痢, 嘔吐, 血便, 腹痛のいずれかの消化器症状を呈した者 
21名中9名からO157: H7 VT2が検出
すべてMLVA complex 23c076であった。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2639-related-articles/related-articles-531/12692-531r03.html

5月29日 2024/25シーズン向け新型コロナワクチンの抗原組成について (厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会)
WHOの推奨 JN.1系統及びその下位系統へのより高い中和抗体の誘導を目指すことが推奨
JN.1の成分を含む1価ワクチン接種は、JN.1系統の他の下位系統(KP.2等)に対して、JN.1と同等程度の中和抗体価の上昇を誘導
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001257952.pdf

5月27日 急性呼吸器感染症(ARI)の今後の取扱いについて (厚生科学審議会感染症部会)
ARIの国内の動向として、「ARI定点/病原体サーベイランス」、重症例の動向として「SARIサーベイランス」、海外からの流入リスクの把握の一環として「入国時ゲノムサーベイランス」を実施。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001257054.pdf

5月24日 新型コロナウイルス感染症は、世界の平均寿命の水準における10年の進歩を除去した (WHO)
パンデミックは、わずか2年以内に平均寿命の改善における10年近くを進歩を一掃した。 2019 年から 2021 年の間に、世界の平均寿命は 71.4 歳へと1.8年低下した(2012 年の水準に後退)。同様に、世界の健康寿命は 2021 年に 61.9 歳へと 1.5 年低下した(2012 年の水準に後退)。
https://www.who.int/news/item/24-05-2024-covid-19-eliminated-a-decade-of-progress-in-global-level-of-life-expectancy

5月17日 将来のパンデミックに備えるための日本の保健所の重要課題 (BMC医療業務研究/産業医科大学)
テーマのモデルは、8つの課題にまとめた。危機管理体制の確立、保健所・都道府県・医療機関の機能分担、保健所職員における明確な業務分担、専門家の育成の 、情報共有体制(感染症と施策に関する情報)、過重な業務への対応(他自治体からの支援、保健所における連携、外部委託)、業務効率化、通常業務との両立。
https://bmchealthservres.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12913-024-11094-w

5月17日 麻しん(はしか)患者の発生について (京都府/京都市)
https://www.pref.kyoto.jp/kentai/documents/240517hp.pdf
https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/cmsfiles/contents/0000326/326836/houdou.pdf

4月25日 Kudoa hexapunctataが原因と疑われる食中毒事例の発生 (福島市保健所)
キハダマグロの残品と患者便2検体がK. hexapunctata特異的PCRで陽性となった 発症者のうち105名がキハダマグロの刺身を喫食していた
https://www.niid.go.jp/niid/ja/route/parasite/1966-idsc/iasr-in/12652-530d03.html

4月24日 新型インフルエンザ等対策政府行動計画(案) (新型インフルエンザ等対策推進会議)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/taisakusuisin/dai11_2024/gijisidai_2.pdf

4月23日 最近の鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスの暫定的評価 (WHO他)
A(H5N1) ウイルスの検出は、野生および家畜(愛玩および養育を含む)の陸生および海洋の哺乳類を含む鳥以外の種で増加しており、より最近には米国のヤギや乳牛でも検出されている。
https://www.who.int/publications/m/item/joint-fao-who-woah-preliminary-assessment-of-recent-influenza-a(h5n1)-viruses

3月29日 エムポックス 診療の手引き 第 2.0 版 (厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/001183682.pdf

3月29日 国内における劇症型溶血性レンサ球菌感染症の増加について (国立感染症研究所)
GAS(A群溶血性レンサ球菌)によるSTSS(劇症型溶血性レンサ球菌感染症)症例は、2023年全体で409例、2024年は第1週から第11週で335例の届出があった。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/group-a-streptococcus-m/2656-cepr/12594-stss-2023-2024.html

3月26日 高齢者福祉施設における疥癬集団発生事例 (多摩立川保健所/国立感染症研究所)
発症月別では2022年6月に初発例が発症し, 11月の収束判断後も症状を有する入所者が継続して存在していた。発症から診断までの日数(中央値)は52(1-262)日であった。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/itch-m/itch-iasrd/12585-529d01.html

3月19日 本邦で初めて確認された重症熱性血小板減少症候群のヒト−ヒト感染症例 (国立感染症研究所)
患者から医師への感染が成立した機会として2つの可能性があげられた。第1は初診救急外来にてサージカルマスクのみ装着して行った診察時であり、第2は死後処置時である。特に死後処置時には、医師Aは一重手袋、ガウン、サージカルマスクは装着していたが、アイガードは使用していなかった。中心静脈カテーテルの抜去や縫合処置は、直接ではないにしても血液に曝露される機会であった。結膜からの飛沫感染、あるいは個人防護具を外す際に血液に接触した可能性も考えられた。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/sfts-iasrs/12572-530p01.html

3月8日 小児および思春期における新型コロナウイルス感染症後遺症の有病率と危険因子:一般住民における症例対照研究 (国際感染症誌/八尾市保健所・国立国際医療研究センター)
患者は対照よりも、持続する症状のある確率が高く(6.3%対2.2%、調整後オッズ比3.15、95%信頼区間2.08~4.77)、患者の53.6%が症状による現在の混乱を報告した。
以前の 2 回のワクチン接種は、これらのリスクを減少した (調整オッズ比0.52、0.29~0.93)。
https://www.ijidonline.com/article/S1201-9712(24)00079-1/fulltext

3月5日 新型コロナウイルス感染症の令和6年4月以降の医療提供体制及び公費支援等について (厚生労働省)
今般、本年3月末をもって、通常の医療提供体制への移行期間を終了とし、
本年4月以降、通常の医療提供体制とします
https://www.mhlw.go.jp/content/001219079.pdf

2月26日 麻しん患者の発生について (奈良市)
患者が利用し、不特定多数の方と接触した可能性がある日時及び施設等
2月19日(月) JR山陰本線及びJR奈良線 10時半~12時半頃 二条駅出発(10時半以降)➡ 京都駅経由 ➡ 奈良駅到着(12時~12時半)
2月21日(水)13時~14時半 奈良市観光センター NARANICLE(ナラニクル)
https://www.city.nara.lg.jp/uploaded/attachment/172784.pdf

2月15日 公衆衛生サーベイランスのためのカルバペネム耐性腸内細菌の定義におけるイミペネム耐性よりむしろメロペネム耐性の重要性 (BMC感染症誌/国立感染症研究所)
IPM 基準のみ群と MEPM 耐性群とは、カルバペネマーゼ遺伝子陽性率 (0% 対 67.8%)、多剤耐性率 (1.2% 対 65.8%)、および死亡率 (1.8% 対 6.9%) の点から、有意に異なっていた。https://bmcinfectdis.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12879-024-09107-4

1月31日 懸念される変異型の流行期におけるCOVID-19の致死率 (国際感染症誌)
COVID-19の異なる変異型の間で致死率における差があり(アルファ2.62%、ベータ 4.19%、ガンマ 3.60%、デルタ 2.01%、オミクロン 0.70%)、致死率の差は大陸間にもあった。
https://www.ijidonline.com/article/S1201-9712(24)00018-3/fulltext

1月24日 トイレの表面のウイルス汚染に対する流す時の蓋閉めと便器清掃が及ぼす影響 (米国感染制御誌)
ウイルスを植えたトイレを流した後、便座の底は平均 >107 PFU/100 cm2 であった。トイレ表面のウイルス汚染は、便器のふたの位置(上または下)と関係なかった。
https://www.ajicjournal.org/article/S0196-6553(23)00820-9/fulltext

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