ようこそ、保健所情報支援システムへ。~平成28年度地域保健推進事業(全国保健所長会協力事業)~

健康危機管理ニュース

感染症・健康危機管理ニュース

*感染症・健康危機管理ニュース 6月12日 緒方剛
保健所などの関係者に、健康危機に関する新規の国・自治体関連情報及び事例をご紹介しています。
このページの短縮URL http://www.support-hc.com/index.php?go=SrmhVf  

保健所の 麻しん対策チェックリスト
中東呼吸器症候群(MERS)に対する保健所の対応への助言
http://www.phcd.jp/02/kenkyu/chiikihoken/pdf/2017_nakazato_mers.pdf
ジカウイルス感染症、デング熱等蚊媒介感染症に対する保健所の対応への助言
http://www.phcd.jp/02/kenkyu/chiikihoken/pdf/2017_nakazato_jika.pdf
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症に関する保健所によるリスク評価と対応の目安について (国立感染症研究所/全国保健所長会)
http://www.phcd.jp/02/kenkyu/chiikihoken/pdf/2016_nakazato_cre.pdf
麻疹発生時対応ガイドライン〔第二版:暫定改訂版〕 (国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/measles/guideline/guideline02_20160603.pdf
自治体における風疹発生時対応ガイドライン (国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/rubella_gl_180831.pdf

6月11日 ウガンダにおけるエボラ症例の確認 (WHOアフリカ地域事務所)
保健省とWHOは、ウガンダにおけるエボラ症例を確認した。 これは近隣のコンゴ民主共和国で継続中のエボラ集団発生の間の、ウガンダにおける最初の確認例である。
確認例は、2019年6月9日に家族と旅行したコンゴ民主共和国からの5歳の小児である。
https://afro.who.int/news/confirmation-case-ebola-virus-disease-uganda

6月10日 時間経過における無細胞百日咳ワクチンの有効性 (小児科学雑誌)
予防接種された19―84か月の小児では、予防接種後1年未満に対して3年以上では、百日咳のリスクは5倍高かった(調整ハザード比5.04、95%信頼区間1.84―13.80)。 84―132か月の小児では、予防接種後3年未満に対して6年以上では、リスクは2倍高かった(調整ハザード比2.32、95%信頼期間 0.97―5.59)。
https://pediatrics.aappublications.org/content/early/2019/06/06/peds.2018-3466?sso=1&sso_redirect_count=1&nfstatus=401&nftoken=00000000-0000-0000-0000-000000000000&nfstatusdescription=ERROR%3a+No+local+token

6月7日 保健省記者発表 北キブおよびイテュリ地方の疫学的状況報告 (コンゴ民主共和国)
確定1945例、疑い94例含み、全部で2039例のエボラ出血熱症例が地域で報告されている
https://us13.campaign-archive.com/?u=89e5755d2cca4840b1af93176&id=8e7ea1b321

6月6日 アフリカにおける小児死亡率を減らすためのアジスロマイシンの長期評価 (ニューイングランド医学雑誌)
第二次投与では死亡率は、最初の年にもともとプラセボを投与された地域では1000人年あたり24.0人(95%信頼区間、22.1―26.3)であり、最初の年にもともとアジスロマイシンを投与された地域では1000人年あたり23.3人(95%信頼区間21.4―25.5)であり、両群の間に有意な差はなかった。 もともとプラセボを投与された地域では、アジスロマイシンを投与されたときに死亡率は13.3%減少した(95%信頼期間、5.8―20.2)。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1817213

5月30日 ヒトの発熱疾患に関連する新たなセグメント・ウイルス (ニューイングランド医学雑誌/中国)
初発患者がこれまで未知のセグメントRNAウイルスに感染していることを、われわれは発見し、Alongshanウイルス(ALSV)と命名したが、Flaviviridae科のジンメンウイルスグループに属する。発熱、頭痛、ダニ咬傷の病歴を示す内モンゴルおよび黒竜江省からの86名の患者において、ALSV感染がRT-PCR分析によって確認された。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1805068?query=featured_home

5月28日 鹿児島市を中心としたSalmonella enterica serovar Oranienburg菌血症の集積 (鹿児島県)
鹿児島市保健所の調査および伊集院保健所による聞き取り調査では、 患者の居住地、 職業、 生活環境、 喫食歴等に関連はなく、 原因となる共通の食材は見出せなかった。各症例の血液由来株は、 すべてがSalmonella enterica serovar Oranienburgと同定され、 RAPD法(randomly ampli- fied polymorphic DNA)および次世代シーケンサによる高精度ゲノム系統解析によって、 分離株が同一クローンであることが分かり、 同一感染源に由来する広域感染事例の可能性が示唆された。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/999-disease-based/sa/salmonella/idsc/iasr-in/8862-471d04.html

5月28日 大阪府南部の中小病院におけるバンコマイシン耐性腸球菌の患者集積事例 (国立感染症研究所)
同院と感染防止対策加算1病院、 保健所の対策にもかかわらず症例発生が続き、 2018年2月、 国立感染症研究所感染症疫学センターと同実地疫学専門家養成コースが調査支援に入った。
移動や排泄の要介助者が22例(88%)であった。一般病棟の入院患者では下部消化器内視鏡が頻回に行われており、 その前処置等のおむつ交換処置時に医療従事者の手や体、 環境の汚染が起こりうる状況が観察され、 標準予防策が不十分であったことが推測された。
地域の感染管理対策加算1病院や保健所に加え、 大学病院からの支援を受けながら、 病院感染対策チームにより標準予防策や接触予防策の強化が図られた。一般病棟と療養病棟で別々に症例をコホートする接触予防策がとられ、 日中のみ症例と他の患者とを分けてケアを行う看護チームがとられた。スクリーニング検査は外部検査会社で便検体を用いて行われ、 1~4週間ごとの患者発生病棟一斉、 高リスク患者での入院検査が行われた
2019年1月中旬までに最終的に137例のVRE症例が確認された
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/1447-disease-based/ha/vre/idsc/iasr-in/8851-471d01.html

【2019/5】

5月28日 ハンバーガーチェーンで発生した腸管出血性大腸菌O121の広域散発食中毒事例について (長野県)
8名が同一のハンバーガーチェーン店を利用していたことが判明した。この8名のうち、 2グループ2名がA店、 4グループ4名がB店を利用しており、 調査の結果、 A店およびB店を原因とする食中毒と断定した
A店またはB店を利用した患者6名については、 同一のハンバーガーチェーン店を利用したこと以外に共通項はなかった。
各種ハンバーガーに共通する原材料としてバンズ、 パティ(肉)およびタマネギが使用されていた。これら原材料の製造所を管轄する自治体に調査を依頼した結果、 いずれの製造所においてもO121による汚染を特定する要因は認められなかった。
国立感染症研究所による反復配列多型解析 (MLVA) 法による解析の結果、 5検体のMLVA typeが一致
全国的には、 O121患者30名が8月7~23日の間に同系列店(計21店舗)を利用したことが判明
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2465-related-articles/related-articles-471/8831-471r04.html

5月25日 実地疫学専門家養成コース(FETP-J)ガイド (国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/images/fetpj/FETP%20Guide%20book2019.pdf

5月17日 医療従事者の結核の検診、検査および治療  (米国CDC)
適切な個人用保護具の使用なしに感染性結核の可能性がある者にばく露された後には、医療従事者は適時の症状評価および徴候がある場合は精密検査を受けるべきである。 以前における潜在性結核または結核の記録がない者は、IGRAまたはツベルクリン検査を受けるべきである。https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/68/wr/mm6819a3.htm?s_cid=mm6819a3_w

5月16日 定期予防接種およびアウトブレイク対策で使用するための不活化ポリオワクチンの全量および分割量の免疫原性 (ランセット誌)
分割量(0.1ml)ワクチンの二回投与に対する22週目のワクチン反応は、3種類ポリオウイルス血清型の全てに対して、全量ワクチン(0.5ml)の一回投与よりも、有意に高かった。 血清型1では79%(95%信頼区間7383)対57%(5361)、血清型2では64%(5870)対46%(4251)、血清型3では73%(67−78)対36%(33−41)であった。https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(19)30503-3/fulltext

5月13日 経膣分娩後の感染予防における抗生物質予防投与 (ランセット誌)
アモキシシリンおよびクラブラン酸に割り当てられた女性(11%)は、プラセボに割り当てられた女性(19%)よりも、感染確認例または疑い例が有意に少なかった(リスク比0・58、95%信頼区間0.49―0.69)。
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(19)30773-1/fulltext

5月6日 麻しん症例の増加 (米国CDC)
2019年1月1日から5月3日までの間に、合計764症例が確認された。1994年以降に報告された最大の症例数であった。
https://www.cdc.gov/measles/cases-outbreaks.html

5月2日 抗レトロウイルス抑制治療を受けているHIV陽性パートナーとカップルであるゲイにおけるコンドームのないセックスによるHIV感染のリスク (ランセット誌)
適格である数年の追跡調査の間に15件の新たなHIV感染が発生したが、系統学的にカップル内感染と関連したものはなく、結果としてHIV感染率はゼロであった(100年追跡調査あたり95%信頼区間上限 0・23)。
U=U(検出しなければ感染しない) ヘテロセクシャルもhttps://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(19)30418-0/fulltext

【2019/4】

4月30日 麻しん(はしか)の発生について (千葉県)
患者は、以下の日程で成田国際空港第2ターミナルに勤務していました。
4月22日(月曜日)午前7時00分~午後10時30分
4月24日(水曜日)午後2時30分~午後10時30分
4月26日(金曜日)午前6時00分~午後6時30分
上記の日程から2時間経過するまでの間に当該施設に滞在した方は、麻しんに感染した可能性がありますhttps://www.pref.chiba.lg.jp/shippei/press/2019/mashin20190430.html

4月25日 ワクチン接種率が低い集団に端を発した麻疹集団発生事例の報告 (三重県)
当該宗教団体は ワクチンを接種していない者が大多数であった。
県内で49名の症例定義に合致した症例が報告された。初発例から研修会参加者への二次感染が県内だけで24名確認されている
患者の情報をある程度提供する必要性はあったものの、個人情報保護の観点から情報公開を制約せざるを得ない部分があった。今回は保健所、医療機関に限定した情報提供という方法で対応した
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2441-related-articles/related-articles-470/8740-470r07.html

4月25日 首都圏内の国際空港および商業施設での曝露が疑われた遺伝子型D8の麻疹ウイルスによる広域散発事例について (国立感染症研究所)
遺伝子型決定部位(N遺伝子)450塩基配列が同一
5例で国際線ターミナルの滞在歴があった。国際線ターミナルの滞在歴のない3例の職場がA空港近くのB商業施設とその近隣にあった。
広域散発事例では、自治体間で適時に症例の発生や遺伝子配列および行動歴等に関する情報を共有する体制が十分ではない可能性があり、 今後、 NESIDのファイル共有システムを活用した患者情報の自治体間の共有等により疫学情報を共有する 必要があると考えられた。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2441-related-articles/related-articles-470/8745-470r12.html

4月25日 大阪府北河内地域を中心とした麻疹アウトブレイクの概要と対応 (寝屋川保健所)
患者1~4, A病院職員2名, 救急隊員1名, 計7名について, PCR検査で麻疹ウイルス遺伝子が検出され陽性となった。また, 麻疹ウイルスの遺伝子型別領域N遺伝子(450塩基)について, 塩基配列を解析したところ, すべて同一の配列であることがわかった。
患者1は麻疹ワクチンの接種歴が2回あった一方で, 家族である患者2~4はいずれも麻疹ワクチンの接種歴がなかった。家族内での濃厚接触とワクチン未接種による高感受性によって最初の感染が広がったと考えられた。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2441-related-articles/related-articles-470/8738-470r06.html

4月19日 麻しんに関する特定感染症予防指針の一部改正について (厚生労働省)
児童福祉施設等及び医療機関等の職員等のうち、0歳児、免疫不全者及び妊婦等と接する機会の多い者に対し、麻しんの予防接種を受けることを強く推奨すること
輸入症例への対策を強化するため、海外に渡航する者及び空港職員等に対し、麻しんの予防接種を受けることを推奨すること
国が、都道府県等間での情報共有及び連携体制の方針を示し、技術的援助の役割を積極的に果たすこと
各都道府県等においても都道府県等相互の連携体制をあらかじめ構築しておくことが必要であること
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T190422H0010.pdf

4月13日 病院における多剤耐性菌 患者の手とその部屋には何があるか (臨床感染症誌)
患者の6%が新たに、入院中に手に多剤耐性菌を得た。 患者の新たな多剤耐性菌の取得は、1000延べ入院患者当たり24.6の率で、病室の多剤耐性菌の取得は1000延べ入院患者当たり58.6の率で、起こった。
https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciz092/5445425

4月12日 高齢者介護施設における感染対策マニュアル (厚生労働省)
施設長は、次のような場合、迅速に、市町村等の高齢者施設主管部局に報告します。あわせて、保健所にも報告し対応の指示を求めます。
同一の感染症や食中毒による、またはそれらが疑われる死亡者や重篤患者が 1 週間以内に 2 名以上発生した場合
同一の感染症や食中毒の患者、またはそれらが疑われる者が 10 名以上又は全利用者の半数以上発生した場合
上記以外の場合であっても、通常の発生動向を上回る感染症等の発生が疑われ、特に施設長が報告を必要と認めた場合
https://www.mhlw.go.jp/content/000500646.pdf

4月12日 エボラに対する会合声明 (WHO国際保健規則緊急委員会)
コンゴ民主共和国の北キブおよびイチュリ地方で進行しているエボラ集団発生は、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を構成しないというのが、委員会の見解である。しかしながら、特定の地域における伝染の最近の増加と、したがって近隣諸国への拡大の潜在的リスクについて、委員会は深い懸念を表明することを望んだ。
https://www.who.int/news-room/detail/12-04-2019-statement-on-the-meeting-of-the-international-health-regulations-(2005)-emergency-committee-for-ebola-virus-disease-in-the-democratic-republic-of-the-congo-on-12th-april-2019

4月8日 動物市場と屠殺場の労働者におけるMERSコロナウイルス血清陽性についてのリスク因子 (新興感染症誌/アラブ首長国連邦)
多変量解析において、ラクダの販売員として働くこと、生きたラクダまたはその廃棄物を取り扱うこと、糖尿病を有することは、すべての労働者の血清陽性と関連していた。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/25/5/18-1728_article

4月8日 中小病院における薬剤耐性菌アウトブレイク対応ガイダンス (感染症教育コンソーシアム)
多くは、感染防止対策加算取得の要件を満たさず、現在構築が進んでいる感染防止対策加算のネットワークを通した感染管理強化のための支援も受けにくい
中小病院のみならず保健所も、中小病院を支援する際に本ガイダンスを参考にすることにより、整合性のとれた支援に資することが期待される。
http://amr.ncgm.go.jp/pdf/201904_outbreak.pdf

4月3日 12〜13歳での2価HPVワクチンによる予防接種後の20歳における子宮頸部疾患有病率 (英国医学雑誌/英国)
1988年に生まれた予防接種していない女性と比べて、1995年と96年に生まれた予防接種した女性は、CIN(子宮頸部上皮内新生物)3以上の有病率が、0.59% (95%信頼区間0.48%―0.71%) から0.06% (0.04%―0.11%)へ、89%(81―94%)の減少を示した。
https://www.bmj.com/content/365/bmj.l1161.long

4月1日 乳児期のライノウイルスC細気管支炎およびIgE感作の再発性喘鳴の発症との関連 (米国医学会雑誌小児科学)
多変量コックスモデルにおいて、RSウイルスのみに感染した乳児と比較して、ライノウイルスCを有する乳児は、再発性喘鳴の有意に高いリスクを有していた(ハザード比1.58、95%信頼区間1.08-2.32)。
RSウイルスのみと比較して、IgE感作のあるライノウイルスC感染は、その後の4歳での喘息の発症を伴う再発性喘鳴の有意に高いリスクと関連していた(ハザード比4.06、95%信頼区間1.17-14.1)。https://jamanetwork.com/journals/jamapediatrics/article-abstract/2729181

4月1日 熊本地震災害者への支援活動 (三船保健所)
主な課題としては,保健所や県庁の組織体制,市町村や関係機関との連携体制,支援者の受入準備,町の体制,平常時の備え等が挙げられた。また,今回の被災者支援活動の中で効果的だったものとしては,チェック表等の共通書式や共通ルールの導入,人的支援等が挙げられた。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/66/4/66_18-026/_pdf/-char/ja

【2019/3】

3月29日 新型インフルエンザ等対策に係る住民接種 実施要領 (厚生労働省)
実際に住民接種が行われる際に、円滑に実施できるよう、地域の医師会等の医療関係団体と十分協議の上、当該計画を策定すること。
原則として集団的接種を行うこととするが、臨時の人員を含んだ臨時接種会場における接種等速やかに住民接種を実施する計画が策定できない場合等は、医療機関での接種なども含めて検討すること。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000497492.pdf

3月28日 リファンピン耐性結核への短期処方の治験 (ニューイングランド医学雑誌)
良好な状態は、長期(20か月)処方群の参加者の79.8%と短期(9-11か月)投与群の参加者の78.8%で報告され、HIVで調整後、差は1.0%(95%信頼区間-7.5 -9.5)であった。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1811867

3月28日 救急隊の感染防止対策の推進について (消防庁)
感染防止対策マニュアルの策定について
消防機関における感染防止管理体制の構築など感染防止の取組について
救急隊員の血中抗体検査及びワクチン接種の実施について
https://www.fdma.go.jp/laws/tutatsu/items/2dc170661c3fee7f3f4c5dd337102e95efa0a853.pdf

3月27日 北キブにおけるエボラ集団発生への対応における制度的信頼と誤情報 (ランセット感染症誌/米国)
低い制度的信頼と誤情報を信じることは、エボラワクチンの受け入れ(オッズ比0.22、95%信頼区間0.21-0.22、および1.40、1.39-1.42)と正規の医療の受容(0.06、0.05-0.06、1.16、1.15-1.17)を含めて、予防行動を選択する可能性の低下と関連していた。
https://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(19)30063-5/fulltext

3月26日 新興・再興感染症対策と危機管理の脆弱性評価ガイダンス (厚生労働科学研究事業班)
一番の目的は、自らの自治体の感染症危機管理に関する取組みを体系的に可視化し、関係者と共有することです。
https://proself.niph.go.jp/public/ZAiEAArAP4AAV-0BXl9pS-m6EZJlP6KOUty6GjZ6x1P9

3月23日 麻しん(はしか)患者の発生について (豊中市保健所)
豊中市内の医療機関従事者2人が麻しんと確定診断されました。
勤務していた医療機関について おがわ耳鼻科
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/kenko/kenko_hokeneisei/kekkaku_kansensho/oshirase/mashin2.html

3月20日 高負荷環境における結核対策の優先事項評価 (ランセット国際保健誌)
モデルは、医療のカスケードを強化するための複合的な手段が、2018年と2035年の間で、インドで38%(95%ベイズ確信区間27-43)、ケニアで31% (25-41)、モルドバで27%(17-41)、結核累積罹患率を減少させる可能性があることを示唆している。
すべての環境において、最も影響のある遅延は、患者が最初に医療を受ける前の間隔である。
https://www.thelancet.com/journals/langlo/article/PIIS2214-109X(19)30037-3/fulltext

3月12日 赤道アフリカにおけるエボラウイルスの血清学的有病率 (米国CDC)
われわれの結果は、コンゴ共和国およびコンゴ民主共和国における2%―3.5%の血清学的有病率を示唆しているが、これらの国はエボラの集団感染発生を報告している。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/25/5/18-0115_article

3月12日 新規抗インフルエンザ薬バロキサビル未投与患者からのバロキサビル耐性変異ウイルスの検出 (厚生労働省)
PA I38T耐性変異はバロキサビル投与に起因する変異であると考えられているため、上記3名のバロキサビル未投与患者から検出された3株のPA I38T耐性変異ウイルスは、バロキサビル投与患者から感染伝播した可能性が示唆される。
hCK細胞におけるPA I38T耐性変異ウイルスの増殖能は、感受性ウイルスと比べて十分保持されていることが明らかになった。
日本国内で報告されたバロキサビル耐性変異ウイルスは、生後8か月から14歳までの患者から検出されており、ほとんどが12歳未満の小児である。
耐性変異ウイルスが検出された患者ではウイルス力価の再上昇が認められ、感受性ウイルスが検出された患者と比べて罹病期間が延長することが報告されている。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/flutoppage/593-idsc/iasr-news/8664-470p01.html

3月7日 エボラ後遺症の縦断的研究 (ニューイングランド医学雑誌)
登録時(基準訪問までの中央値、発症後358日)には、6つの症状が、対照者よりも生存者の間で有意によりしばしば報告された。頻尿(14.7%対3.4%)、頭痛(47.6%対35.6%)、 疲労(18.4%対6.3%)、筋肉痛(23.1%対10.1%)、記憶喪失(29.2%対4.8%)、および関節痛(47.5%対17.5%)である。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1805435

3月6日 公衆衛生上特に重要である感染症の国内初症例が発生した場合の情報の公表に係る基本方針について(たたき台) (一類感染症に関する検討会)
感染症患者が、他者に当該感染症を感染させ得る時期の行動歴等の情報は、感染症のまん延防止のため重要な情報である。また公表に当たっては、公表したことによる社会的な影響についても十分に配慮し、丁寧な説明に努める。
感染症患者の接触者等の状況把握が出来ている場合 すでに公衆衛生上の対策に必要な情報が収集されているため、最低限の情報を国民に公表するに留めることとする。
感染症患者の接触者等の状況把握が十分には出来ていない場合 公衆衛生上の対策を講じる必要があるため、できるだけ詳細な情報を国民に公表することとする。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_03840.html

3月5日 ジカウイルス感染と小頭症の間の関連 (プロス医学誌/英国・ブラジル)
2015-2017年の小頭症集団発生のジカウイルス以外の代替的な原因についての根拠も、アルボウイルス感染または予防接種への同時曝露がリスク修飾したことも、われわれは見いださなかった。 妊娠第1期または第2期におけるジカ感染を考慮すると、出生1万人あたりの小頭症の絶対リスク40.8(95%信頼区間34.2―49.3)であり、相対リスクは16.8(95%信頼区間3.23―69.1)であると評価したhttps://journals.plos.org/plosmedicine/article?id=10.1371/journal.pmed.1002755

3月3日 西アフリカエボラ流行の後期における伝播リスクの決定要素 (米国疫学誌/英国)
エボラ治療病棟の診療は、非生存者の二次感染者の38%の減少(罹患率比0.62、95%信頼区間0.38-0.99)と関連していることを見出した。 安全でない埋葬は、より多くの二次感染者と関連していた(罹患率比1.82、95%信頼機関1.10-3.02)。 二次感染者の平均数は、後の世代(平均0.70)と比較して、第一世代の伝播の鎖(平均1.77)においてより高かった。
https://academic.oup.com/aje/advance-article/doi/10.1093/aje/kwz090/5426492

3月1日 郡山市保健所管内におけるKPC型カルバペネム耐性腸内細菌科細菌による院内感染事例 (郡山市保健所)
入院した入院患者全員および転院患者、退院して在宅、介護保険施設で生活している者のスクリーニング検査を定期的に実施するとともに物品などの環境検査も実施した。その結果、患者(確定例)は計6例となり、新たに保菌者16例も確認された。
C棟が全症例の半数を占め、年齢別では60歳以上が80%を占めていた。環境検査では、汚物室の排水口からKPC型CREが検出された。
患者、保菌者に共通する医療行為やデバイスは、尿管カテーテル、痰吸引、酸素吸入、オムツの使用、口腔ケアなどが判明した。さらに物品の消毒や取り扱いに課題が残っていたこと、物品を扱うスタッフの手指衛生が不十分であったことがわかった。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2439-related-articles/related-articles-468/8621-468r07.html

【2019/2】

2月27日 渡航注意 日本における麻しん (米国CDC)
日本で麻しんが流行しています。日本への旅行者は麻しんに対する予防接種を受けていることを確認すべきです。
https://wwwnc.cdc.gov/travel/notices/watch/measles-japan

2月25日 腸管出血性大腸菌O157による食中毒患者(疑い)の発生について (厚生労働省)
今般、同一系列の焼き肉店を2月8日から2月12日にかけて利用し、下痢、嘔吐等を呈する有症者の一部から、腸管出血性大腸菌O157(VT1,2)が検出されていることが判明しました。
腸管出血性大腸菌による感染症法に基づく届出情報や食品による健康被害の苦情等の相談があった場合は、同系列店舗の利用状況を調査し、関連性を確認するとともに、必要に応じて食中毒調査を実施すること。

2月24日 ノロウイルスによる食中毒の発生予防について (厚生労働省)
調理従事者に不顕性感染者がいることを前提として、 加熱せずに喫食する食品の、食品に直接触れる工程(十分な加熱工程がある場合には、加熱工程以降で食品に直接触れる工程)について、再点検を行い、適切な衛生管理が実施されていることを確認すること。
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T190308I0010.pdf

2月22日 年齢層にわたるロタウイルス予防接種事業の効果 (BMC感染症誌/米国)
0-4歳の小児は、ロタウイルス胃腸炎の入院の最大の減少があり、直接のワクチン効果は87%(95%信頼区間83―90%)であった。
全年齢を通じてのロタウイルス胃腸炎の入院に対するワクチン効果は、69%(95%信頼区間62―76%)であった。
https://bmcinfectdis.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12879-019-3816-7

2月21日 西アフリカのエボラ集団発生の発端地でのエボラウイルスの早期伝播と致死率 (臨床感染症誌)
臨床的記載および口腔液検査を基礎として、前述の11人のエボラ死亡に加えて、われわれは、2人のエボラ疑いの死亡および8人の以前認識されていなかった抗エボラウイルスIgG陽性の生存者を見つけ、うち一人は軽症で一人は無症状であった。その結果、成人についての致死率は55.6%(95%信頼区間30.8―78.5)となった。
https://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(18)30791-6/fulltext#%2520

2月21日 結核に対するスマートフォン対応ビデオ監視下治療対直接監視下治療 (ランセット誌)
限定分析(割りつけられた群で少なくとも1週間の観察を完了した患者のみを含む)では、治療対直接監視下治療 (DOT)患者の63%と比較して、スマートフォン対応ビデオ監視下治療患者の77%が、主要評価項目を完遂した(調整オッズ比2.52、95%信頼区間 1.17―5.54)。

2月21日 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の一部を改正する省令の施行に伴う各種改正について (厚生労働省)
疑似症の範囲を「発熱、呼吸器症状、発しん、消化器症状又は神経症状その他感染症を疑わせるような症状のうち、医師が一般に認められている医学的知見に基づき、集中治療その他これに準ずるものが必要であり、かつ、直ちに特定の感染症と診断することができないと判断したもの」に改正する。
指定届出機関の指定の基準を「集中治療その他これに準ずるものを提供することができる病院又は診療所のうち疑似症に係る指定届出機関として適当と認めるもの」に改正する。

2月20日 エボラに対する予防接種についての戦略的助言専門家グループの暫定勧告 (WHO)
これらの実験的ワクチンが複製しないまたは複製に欠陥があることに注目すると、妊娠中および授乳中の女性は、臨床試験計画に含まれるべきである。 この計画は、安全性監視と、妊婦およびその子孫の追跡を含めた被接種者の間のエボラ症例の記録のための規定を、含まなければならない。
https://www.who.int/immunization/interim_ebola_recommendations_feb_2019.pdf?ua=1

2月18日 コプリックの斑点の記載と麻疹および他の発疹疾患の検査診断との間の関連 (微生物学フロンティア誌/日本)
コプリック斑において、麻疹ウイルスは28.2%で検出される一方、風疹ウイルスは17.4%で検出された。 他のウイルスは、斑点を有する7.1%で検出された。
麻疹の診断マーカーとしてのコブリック班の感度と特異度は、それぞれ48%と80%であった。https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmicb.2019.00269/full

2月18日 麻しん発生報告数の増加に伴う注意喚起について (厚生労働省)
「麻疹発生時対応ガイドライン」をご確認いただき、麻しん患者発生時の対応に遺漏なきよう期するとともに、貴管内の医療機関に対し、 広く周知していただきますようお願いいたします。
https://www.mhlw.go.jp/content/000480372.pdf

2月14日 MRSA 保菌者における退院後の感染リスクを減らすための除菌 (ニューイングランド医学雑誌/米国)
MRSA 感染の危険性は、教育群においてよりも除菌群(クロルヘキシジン、ムピロシン)において有意に低く(ハザード比0.70、95%信頼区間0.52-0.96、1 感染を予防するための治療必要数 30、95%信頼区間18-230)、この低い危険性が、MRSA 感染による入院のより低いリスク(ハザード比0.71、95%信頼期間0.51-0.99)につながった。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1716771?query=featured_home

2月14日 大阪府内麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について (大阪府)
2月12日茨木保健所管内の医療機関から麻しんの発生届があり、40歳代女性が麻しんとの報告を受けました。
2月8日(金曜日)のぞみ 340号 新大阪11時56分発 東京14時30分着
2月10日(日曜日)のぞみ 121号 東京18時00分発 新大阪20時33分着
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=33878

2月14日 麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について (大阪市)
大阪市内の同じ商業施設内の複数の従業員が麻しんに感染していることが判明しましたので、お知らせします。
患者が勤務し、不特定多数の方と接触した可能性がある施設と日時
施設:あべのハルカス近鉄本店
http://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000461659.html
http://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000458730.html

2月8日 デング流行地域におけるジカウイルス出現についての先在するデング免疫の影響 (サイエンス誌/ブラジル・米国)
デングウイルスへの先在する抗体価の存在は、ジカウイルスの小さい感染リスクおよび少ない症状と関連していた。
http://science.sciencemag.org/content/363/6427/607

2月7日 異なる型のインフルエンザのある重篤患者における死亡に関する早期オセルタミビル治療の効果 (臨床感染症誌/ギリシャ)
A 型H3N2亜型インフルエンザ患者においては、早期治療は、有意に低い死亡率と関連していた(相対リスク0.69、95%信用区間0.49-0.94、部分分布危険率0.58、95%信用区間0.37-0.88)。
死亡に関する効果は、A 型H1N1亜型およびB型に対しては観察されなかった。
https://academic.oup.com/cid/advance-article-abstract/doi/10.1093/cid/ciz101/5308530

2月6日 A型肝炎発生届受理時の検体の確保等について (厚生労働省)
A型肝炎の患者発生届を受理した場合はウイルス株の分子疫学的手法による解析が実施できるよう、患者の糞便検体の確保に努めていただき、ウイルス株の分子疫学的手法による解析並びにライブラリーとの照合を行うため国立感染症研究所への塩基配列情報等の送付について一層の御配慮をよろしくお願いします。

2月1日 予防接種法施行令の一部を改正する政令等の施行等について (厚生労働省)
平成34年3月31日までの間に限り、昭和37年4月2日から年昭和54年4月1日までの間に生まれた男性を対象に、風しん係る定期の予防接種を行うことに伴い、 追加的対策に係る予防接種を風しんの第5期予防接種とし、その対象者から除かれる者として、風しんに係る抗体検査を受けた結果、十分な量の風しんの抗体があることが判明し、予防接種を行う必要がないと認められる者を規定する。

【2019/1】

1月29日 区における百日咳の発生状況の分析について (世田谷保健所)
2018年7月に発症し、 LAMP法による百日咳の診断・出席停止となるまでの16日間、 X保育園に登園していた。 発症から1週間後、 同じクラスのBにも咳症状がみられたが、 BはDPT-IPVを4回接種済みであったため、  診断がつくまでの25日間、 登園を継続していた。 園児は、初発例以外は全員DPT-IPV接種歴があった。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2438-related-articles/related-articles-467/8557-467r07.html

1月29日 管内で発生した百日咳集団発生事例 (峡東保健所)
70/95(74%)が単一血清高値(抗PT-IgGもしくは抗FHA-IgG抗体価)によって診断されていた。ただし、百日咳の血清診断基準として国際的に認知されている「抗PT-IgG抗体が100 EU/mL以上 を満たす診断例は25/70 (36%)であった。また、LAMP法は主に発症後2週間以内、血清診断法は発症後2週間以上経過した症例について実施されていた。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2438-related-articles/related-articles-467/8554-467r06.html

1月28日 風しんの追加的対策に係るガイドラインについて (厚生科学審議会)
全国の地方自治体において風しんの抗体検査及び定期接種が円滑に実施されるよう、 国において必要となる事業の実施方法や事務手続についてのガイドラインを示す。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000473761.pdf

1月22日 以前のデングウイルス感染とジカのリスク (プロス誌医学/米国・ニカラグア)
以前のデング感染症は、年齢、性別、最近のデング感染(ジカ感染以前12年)で調整したとき、全観察集団における有症状のジカ感染症のリスク(罹患率比0.63、95%信頼区間0.48-0.81)およびジカ感染で症状を提示するリスク(罹患率比0.62、95%信頼区間0.44-0.86)と逆に関連していた。
以前または最近のデング感染は、全ジカ感染率に影響を与えなかった。https://journals.plos.org/plosmedicine/article?id=10.1371/journal.pmed.1002726

1月17日 麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について (大阪市)
患者が利用し、不特定多数の方と接触した可能性がある施設
利用日 1月6日 11時30分ごろから21時ごろ
利用施設 京セラドーム大阪、イオンモール大阪ドームシティ
http://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000458730.html

1月17日 新たなキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬 バロキサビルへの減少した感受性を示すA型インフルエンザA(H3N2)ウイルスの検出 (ユーロサーベイランス/国立感染症研究所)
PA(ポリメラーゼ酸性サブユニット)におけるI38T変異ウイルスおよび野生ウイルスの両方は、4つのニューラミニデース阻害剤全てに正常な阻害を示す一方、PAのI138T変異ウイルスは野生ウイルスの平均値と比較して、バロキサビルに76倍および120倍高い50%阻害濃度値を示した。
https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2019.24.3.1800698
https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/flutoppage/593-idsc/iasr-news/8545-468p01.html

1月16日 私的保険患者における外来抗生物質処方の適切性:ICD-10に基づく (英国医学雑誌/米国)
15455834調剤のうち、12.8%は適切であり、35.5%は適切である可能性があり、23.2%は不適切であり、28.5%は最近の診断コードと関連していなかった。
2016年には、19203264人の登録者の14.1%が不適切な抗生物質の処方箋を少なくとも1つ調剤され、子供の10.6%と大人の15.2%を含んでいた。
https://www.bmj.com/content/364/bmj.k5092

1月10日 麻しん(はしか)患者の発生について (三重県)
昨年末に津市内において、民間団体が自施設で開催した研修会の参加者から、1名の麻しん患者が発生し、その後の確認により、現時点で同研修会の参加者等から県内で複数の麻しん患者が発生しています。
http://www.pref.mie.lg.jp/YAKUMUS/HP/m0068000016.htm
http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000814589.pdf

1月7日 HIVのある患者およびない患者の間での処方されたオピオイドの市中肺炎のリスク増加との関連 (米国医学会雑誌内科学/米国)
免疫抑制特性が不明またはない現在の中用量のオピオイド(調整オッズ比1.35、95%信頼区間1.13-1.62)、免疫抑制特性がある現在の中用量のオピオイド(2.07、1.50-2.86)、免疫抑制特性が不明またはない現在の高用量のオピオイド(2.07、1.50-2.86)、および免疫抑制特性がある現在の高用量のオピオイド(3.18、2.44-4.14)は、処方されたオピオイドがない場合(1)、免疫抑制性がない過去に処方されたオピオイド(1.24、1.09-1.40)または免疫抑制特性がある過去に処方されたオピオイド(1.42、1.21-1.67)と比較して、市中肺炎の大きなリスクと関連していた。
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/article-abstract/2720137

1月7日 職歴が後期の医師はより長い期間抗生物質を処方する (臨床感染症誌/カナダ)
抗生物質の長すぎる処方期間は、キャリア初期の内科医と比較して、キャリアの長い内科医(調整オッズ比1.48、95%信頼区間1.38-1.58)および中堅の内科医(1.25、1.16-1.34)によって、より処方される可能性が高かった。
https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciy1130/5275150

1月7日 弱毒生インフルエンザワクチンおよび不活化インフルエンザワクチンの効果 (小児科学/米国CDC)
A型インフルエンザH1N1亜型パンデミック2009に対して、ワクチン効果は、不活化ワクチンでは67%(95%信頼区間62%-72%)であり、4価弱毒生ワクチンでは20%(95%信頼区間 -6%-39%)であった。
http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2019/01/03/peds.2018-2094

【2018/12】

12月27日 感染症法に基づく消毒・滅菌の手引き (厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000417412.pdf

12月27日 スフィンゴモナス・コリエンシス感染のクラスターの調査 (ニューイングランド医学雑誌/米国)
調査は、2016 年のクラスターにおいて同定された 6 例の患者から得られたスフィンゴモナス・コリエンシスのうち、2 つの分離株は関連がなかったが、4 つの分離株は 99.92%を超える遺伝的類似性を示し、複数の抗菌薬に対する耐性があった.NIH 臨床センターからのスフィンゴモナスの保存された臨床分離株の後ろ向き分析は、過去 10 年にわたるクローン株の断続的な出現を示した。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1803238

12月25日 カンパチに寄生したKudoa属に近縁な粘液胞子虫 Unicapsula seriolaeの関与が疑われる集団有症事例 (広島県北部保健所)
有症者6人の症状は下痢必発、嘔気2人、渋り腹2人で、腹痛や嘔吐はなかった。潜伏時間中央値は5時間で、翌朝には全員回復している。
遺伝子検査(U. seriolae特異的定性PCR、特異的定量RT-PCR)および顕微鏡検査(U. seriolae胞子数計数)が行われた。検査の結果、カンパチ刺身残品の5カ所から採取した検体はいずれもPCR陽性で、定量的には1.8×105~4.6×108copy/gであった。また、鏡検により5カ所中1カ所から2.4×106個/gの胞子が検出された。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/1966-source/parasite/idsc/iasr-in/8489-466d03.html

12月18日 風疹急増に関する緊急情報 (国立感染症研究所)
第42週の218人をピークとして、第 49 週は121人が報告された
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/181212/rubella181212.pdf

12月13日 ジカ患者の家庭内接触者におけるジカウイルス感染の有病率とり患率 (米国CDC)
網戸のある(有病率比2.1、95%信頼区間1.2-3.6)または網戸のない(有病率比2.5、95%信頼区間1.5-4.1)開放した門および窓があることは、有病率の増加と関連していた。症例の性的パートナーは、他の関連と比較してRT-PCR陽性である可能性が高かった(オッズ比2.2、95%信頼区間1.1-4.5)。
https://academic.oup.com/jid/advance-article-abstract/doi/10.1093/infdis/jiy689/5244593

12月13日 次期感染症発生動向調査システム(NESID)更改に向けた議論 (中央感染症発生動向調査委員会)
医療機関から保健所への届出の電子化
積極的疫学調査により得られた情報の入力
ダッシュボード機能を持つホームページの創設
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000452944.pdf

12月13日 風しん診断事例におけるウイルス遺伝子検査について (厚生労働省)
風しんの届出数が増加し、貴職において全例に風しんウイルス遺伝子検査を実施し続けることが困難と判断した場合においては、以下 の事例については、必ずしも全例にウイルス遺伝子検査を実施する必要はない。
例えば職場内及び家庭内といった集団内で曝露を受けた可能性が高く、感染経路が同集団内
風しん疑い患者に発しんが出現してから保健所に届出がされるまでの期間が1週間を超えて
医療機関における血清学的診断の実施は有用である。 急性期の血清を用いる IgM抗体検出法が一般的である。
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000453312.pdf

12月5日 小児・思春期における治療された感染症とその後の治療された精神障害リスクとの間の関連 (米国医学会雑誌/デンマーク)
入院を必要とする感染症は、ハザード率比1.84(95%信頼区間1.69-1.99)でその後にいずれかの精神障害の診断があるリスクが増加すること、およびハザード率比1.42(95%信頼区間1.37-1.46)で向精神薬の処方を償還するリスクが増加することと、関連していた。https://jamanetwork.com/journals/jamapsychiatry/article-abstract/2716981

【2018/11】

11月29日 風しんの発生状況等について (厚生科学審議会感染症部会)
まずは対象を抗体保有率が低い世代(39~56歳の男性)に絞って重点的に対応することとしてはどうか。
2021年度末までに、当該世代内の全年齢層において、まんべんなく抗体保有率を85%以上とすることを目指すこととしてはどうか
ワクチンを効率的に活用する等の観点から、抗体検査とワクチン接種を組み合わせて対応することとしてはどうか。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000417407.pdf

11月29日 感染症の発生動向調査(サーベイランス)機能の強化等について (厚生科学審議会感染症部会)
自治体間で即時に感染症の発生情報を共有できる仕組みを整備する。
広範であった疑似症届出の定義を変更し、公衆衛生インパクトの高い重症例に絞り込み、早期探知のための疑似症定点の届出基準に関する見直しの検討を進める。
感染症を疑わせる症状+(かつ)症状が重篤と医師が判断したもの+(かつ)直ちに特定の感染症と診断することが困難と判断したもの。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000417406.pdf

11月27日 ヒトパレコウイルス3型が原因と考えられた感染性胃腸炎集団事例、2018年 (大阪市)
検出されたHPeVは、VP1領域を標的としたRT-PCRならびにダイレクトシークエンス解析によりすべてHPeV-3に分類され、それらの塩基配列(703塩基)は互いに100%一致した。
ウイルス検査に供した5検体中4検体(0歳児クラス2名、1歳児クラス2名)がHPeV-3陽性
7月上旬に発生した本感染性胃腸炎集団事例は7月21日の発症者を最後に終息し、最終的な有症者は15名、発症率は低年齢のクラスほど高かった(表)。有症者15名全員が下痢(水様4名、軟便11名)の症状を呈し、うち2名(13%)は嘔気あるいは嘔吐を伴った。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/981-disease-based/a/entero/idsc/iasr-in/8436-465d02.html

11月27日 6歳未満児におけるインフルエンザワクチンの有効性 (大阪市立大学)
2回接種の有効率を各シーズンの主流行株別にみると, 2013/14シーズンはA(H1N1)pdm型に対して56%, 2014/15シーズンはA(H3N2)型に対して50%, 2015/16シーズンはA(H1N1)pdm型に対して65%, 2016/17シーズンはA(H3N2)型に対して37%であり, いずれも統計学的に有意であった。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2436-related-articles/related-articles-465/8430-465r07.html

11月27日 平成30年7月豪雨後に尼崎市内で診断されたレプトスピラ症の一例 (尼崎市)
2018年7月5日~7日にかけて, 豪雨災害に対する消防団活動に参加。
7月8日昼, 悪寒を自覚。夕方には悪寒戦慄で毛布をかぶっていた。
第1病日の血清検体でレプトスピラ鞭毛遺伝子flaBの増幅を認めた
第1病日と第17病日のペア血清において, レプトスピラの複数の血清型に対する抗体の陽転化を認めた。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/1057-disease-based/ra/leptospirosis/idsc/iasr-in/8435-465d01.html

11月26日 早産または低出生体重児における早期のBCG予防接種の安全性と免疫原性 (米国医学会雑誌小児科学/英国)
4つの研究は、8日以降に接種した低出生体重児、およびBCGを接種した正常体重児と比較して、低出生体重で7日以内にBCGを接種した児について、全原因死亡の増加がないことを報告した。
7つの研究のメタ分析では、7日以内と8日以降のBCG接種の間で、瘢痕形成(相対危険度1.01、95%信頼区間0.95-1.07)またはツベルクリン検査陽転(相対危険度0.97、95%信頼区間0.84-1.13)について、差はみられなかった。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/jama/201812/558980.html

11月23日 2回の水痘定期予防接種の導入前後における全国サーベイランス情報に基づく水痘の記述疫学  (ランセット誌/国立感染症研究所)
20002011年の基準時と比べて、定点あたり水痘患者数は、2017年には実質的に、全体で76.6%、14歳の小児では88.2%減少した。https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0264410X18311770?via%3Dihub

11月22日 小児の急性胃腸炎に対するLGG乳酸菌対プラセボ (ニューイングランド医学雑誌)
登録後14日間の修正ベジカリ評価得点(重症度)は、LGG乳酸菌群では11.8%において、プラセボ群で12.6%において、9点以上であった(相対リスク0.96、95%信頼区間0.68-1.35 P)。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1802598

11月22日 季節性インフルエンザワクチンの供給について (厚生労働省)
平成30 年10 月19 日時点で約2,660 万本の見込みであることをお知らせいたしましたが、平成30 年11 月16 日時点で、約2,720 万本に更新されました。
3 歳以上の者が接種を受ける場合には医師が特に必要と認める場合を除き「1回注射」であることを周知徹底する
https://www.mhlw.go.jp/content/000410147.pdf

11月8日 全数報告サーベイランスによる国内の百日咳報告患者の疫学 (国立感染症研究所)
小児科定点報告では把握できていなかった30 - 50代の成人(14%)においても患者が散見された。全体の58% が4回の百日せき含有ワクチン接種歴があり、5-15歳未満に限定するとその割合は79%であった。
診断の確からしさに基づいて分離同定>遺伝子検査>ペア血清>単一血清抗体価高値、の順に一つの診断方法を選択した。そのうち、遺伝子検査が51%、次いで単一血清抗体価高値が42%であった。
6か月未満児の症例において推定される感染源は、同胞が最も多く(39%)、次いで両親(父親18%、母親17%)、祖父母(5%)と報告されていた。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/1630-disease-based/ha/pertussis/idsc/idwr-sokuhou/8409-pertussis-181108.html

11月5日 麻疹ベクターのチクングニアウイルスワクチンの免疫原性、安全性および忍容性: (ランセット誌/ドイツ)
チクングニアウイルスに対する中和抗体は、1回または2回の接種後の全ての麻疹ベクターのチクングニアウイルス・ワクチン群において検出され、投与量および投与計画によって、幾何平均抗体価は12.87(95%信頼区間8.75-18.93)から174.80(119.10-256.50)の範囲であり、抗体陽転率は50.0%から95.9%の範囲であった。
接種に関連する重大な有害事象は報告されなかった。
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2818%2932488-7/fulltext

11月5日 抗菌剤および薬剤耐性についての人々の知識と認識 (プロス・ワン誌/日本)
対象の11.7%は、残った抗菌薬を保管する一方、対象の23.6%は自ら用量を調整していた。
対象の80%は、抗菌薬がウイルスを殺さないことおよび抗菌剤がかぜやインフルエンザに無効であることを知らなかった。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0207017

11月1日 医療関連感染の有病率の変化 (ニューイングランド医学雑誌/米国)
肺炎、消化管感染(ほとんどはクロストリジオイデス・ディフィシルによる)および手術部位感染が、最も頻度が高い医療関連感染であった。医療関連感染を有する患者のリスクは、年齢、デバイスの存在、入院から調査までの日数、大病院に入院しているという状況で調整後に、2011 年においてより2015 年においては、16%低下した(リスク比 0.84、95%信頼区間0.74-0.95).
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1801550?af=R

11月1日 資料 (薬剤耐性(AMR)対策推進国民啓発会議)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokusai_kansen/amr_taisaku/dai1/index.html

【2018/10】

10月31日 風疹急増に関する緊急情報 (国立感染症研究所)
第 43 週は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県の5都県以外に、大阪府、茨城県、福岡県、石川県、静岡県、三重県、広島県、北海道、福島県、京都府、兵庫県、奈良県、沖縄県からも複数報告された。人口100 万人あたりの患者報告数は全国で13.3人となり、東京都が43.6人で最も多く、次いで千葉県の43.2人、神奈川県の25.5人、茨城県の16.1人、埼玉県の 15.1人、愛知県の11.8人、三重県10.5人が続いた。
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/181031/rubella181031.pdf

10月30日 幼少期の抗生剤と制酸剤投与は肥満と関連している (英国医学雑誌消化管)
抗生剤投与は肥満と関連していた(ハザード比1.26、95%信頼区間1.23-1.28)。
https://gut.bmj.com/content/early/2018/09/18/gutjnl-2017-314971

10月26日 小児における前の予防接種のインフルエンザのワクチン効果との関連 (米国医学会雑誌ネットワーク・オープン/米国)
前のシーズンの予防接種は、A型インフルエンザH3N2亜型(前のシーズンに予防接種を受け群38.7%、95%信頼区間6.8%-59.6%、前のシーズンの予防接種を受けなかった群23.2%、95%信頼区間 -38.3%-57.4)に対する不活化ワクチンの効果、またはA型インフルエンザH1N1亜型(前のシーズンに予防接種を受け群72.4%、95%信頼区間56/0%-82.7%、前のシーズンの予防接種を受けなかった群67.5%、95%信頼区間 32.1%-84.4%)に対する不活化ワクチンの効果と、関連していなかった。
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2709714

10月26日 予防接種に関する専門家の戦略的助言会議 (WHO)
妊娠女性へのエボラ予防接種に関するエビデンスは十分でない。予防接種しなくてもリング予防接種によって保護される。

10月26日 公衆衛生モニタリング・レポート年次報告書 (日本公衆衛生学会)
感染症対策における保健所支援システムの構築
感染症危機管理のリスクアセスメント
性感染症対策としての「啓発・教育」戦略
https://www.jsph.jp/activity/634.pdf

10月25日 50歳以上の成人における帯状疱疹ワクチンの有効性、効果と安全性 (英国医学雑誌/カナダ)
アジュバント組換えサブユニットワクチンは、しかしながら、弱毒生ワクチン(ワクチン有効性85%、信用区間31%-98%)およびプラセボ(94%、79%-98%)の両方よりも統計的に優性であった。 11件の無作為化比較試験のネットワークメタ分析は、アジュバント組換えサブユニットワクチンが、弱毒化生ワクチン(相対リスク1.79、95%信用区間1.05〜2.34)およびプラセボ(5.63、3.57-7.29)よりも、注射部位におけるより多くの有害事象と、統計学的に関連することを示した。
https://www.bmj.com/content/363/bmj.k4029

10月23日 遺伝子型ペニシリン耐性と血清型変化に対する肺炎球菌複合体ワクチンの効果(新興感染症誌/慶応大学)
小児のPCV13血清型の割合は、2010年度の89.0%から2016年度の12.1%に、成人の割合は74.1%から36.2%に減少した。非ワクチン血清型はPCV13導入後に増加したが、遺伝子型ペニシリン耐性は、子供では2010年の54.3%から2016年の11.2%に減少し、成人では32.4%から15.5%に減少した。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/24/11/18-0326_article

10月19日 岐阜県で発症した2例目の乳児ボツリヌス症 (岐阜大学・岐阜市保健所)
患児は月齢6か月で離乳食を開始していたが、 蜂蜜の摂取歴はなかった。 本事例においても原因の特定には至らなかった。
便秘, 口渇や発汗低下などを伴う進行性の弛緩性麻痺を呈し, 血清および便中からB型ボツリヌス毒素が検出され, 乳児ボツリヌス症の診断に至った。
神経症状が回復した退院時に患児の便中にボツリヌス菌とボツリヌス毒素が確認された
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/1041-disease-based/ha/botukinus/idsc/iasr-in/8373-464d02.html

10月18日 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則第4条第6項の規定に基づき厚生労働大臣が定める5類感染症及び事項の一部を改正する件の施行に伴う各種改正について (厚生労働省)
「後天性免疫不全症候群発生届(HIV感染症を含む)」の様式)を改正し、「診断時のCD陽性Tリンパ球数(CD4値)」を記載項目として追加する。また、 「梅毒発生届」の様式 を改正し、「性風俗の従事歴・利用歴の有無」、「口腔咽頭病変」、「妊娠の有無」、「過去の感染歴」及び「HIV感染症の合併の有無」を記載項目として追加する。
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T181022H0030.pdf

10月17日 コンゴ民主共和国におけるエボラ集団発生に関する国際保健規則緊急委員会の2018年10月会合に関する声明 (WHO)
「国際的に懸念のある公衆衛生上の緊急事態」は現時点で宣言されるきではないというのが、委員会の見解であった。しかし、委員会は集団発生に深く懸念を維持し、対策活動を強化される必要があり、継続中の警戒が重要であることを強調した。
http://www.who.int/news-room/detail/17-10-2018-statement-on-the-meeting-of-the-ihr-emergency-committee-on-the-ebola-outbreak-in-drc

10月17日 風疹急増に関する緊急情報 (国立感染症研究所)
人口100 万人あたりの患者報告数は全国で 8.7 人となり、千葉県が 34.7 人で最も多く、次いで東京都の 26.8人、神奈川県の 14.5 人、茨城県の 12.0 人、埼玉県の 10.7 人、愛知県の 8.2 人、三重県の 7.2 人が続いた
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/181010/rubella181010.pdf

10月15日 食中毒の発生について (山梨県)
峡南保健所が調査したところ、同施設を10月2日に利用した1グループ及び10月3日に利用した1グループが同様の消化器症状を呈しており、患者検便から赤痢菌が検出された。
http://www.pref.yamanashi.jp/eisei-ykm/documents/30-13.pdf

10月12日 高齢者の肺炎球菌予防接種に関連する因子 (英国医学雑誌公衆衛生/宮崎大)
ロジスティック回帰分析は、3つの変数が肺炎球菌予防接種と有意な関連を有すことを示した。すなわち、医療従事者からの予防接種の勧告(調整オッズ比8.42、95%信頼区間3.59-19.72)、前3シーズンのいずれかにおいてインフルエンザワクチン接種を受けること(調整オッズ比3.94、95%信頼区間1.70-9.13)および肺炎の重症度の認識(調整オッズ比1.23、信頼区間1.03-1.48)である。
https://bmcpublichealth.biomedcentral.com/track/pdf/10.1186/s12889-018-6080-7

10月11日 妊娠中のインフルエンザ関連入院の予防におけるインフルエンザワクチンの効果 (臨床感染症誌/米国CDC)
地点と季節にわたり、リアルタイムPCRで確認されたインフルエンザ陽性の妊婦の13%が、インフルエンザ陰性の妊婦の22%と比べて、予防接種されていた。 調整された全体のインフルエンザワクチン効果は、妊娠中のインフルエンザに関連する入院に対して40%(95%信頼区間12%-59%)であった。
https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciy737/5126390

10月10日 風疹急増に関する緊急情報 (国立感染症研究所)
第 39 週は東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、愛知県以外にも、茨城 県、岡山県、兵庫県、静岡県、大阪府、福岡県、栃木県、群馬県からも複数報告された。人口 100 万人あたりの患者報告数は全国で 7.5 人となり、千葉県が 31.3 人で最も多く、次いで東京都の 22.7 人、茨城県の 12.0 人、神奈川県の 11.8 人、埼玉県の 9.6 人、愛知 県の 7.3 人、広島県の 5.6 人が続いた。
職業記載欄では、会社員などが人数的には一番多いが、特に配慮が必要な職種として医療関係者が 25 人、保育士3人、消防士 3人が報告された。 https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/181003/rubella181003.pdf

10月5日 戦争で破壊されたコンゴ民主共和国東部におけるエボラ流行 (ランセット誌)
調査結果は、エボラウイルスに感染したことが疑われる家族をエボラ治療施設へ送ろうとしないこと(ギニアにおける9%に対して17%)、保健当局から家族を隠そうとする意図(ギニアにおける4%に対して17%)という、いくつかの心配される態度を示した。
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2818%2932419-X/fulltext#sec1

10月4日 集中治療室におけるカンジダ・オーリス集団感染とその管理 (ニューイングランド医学雑誌)
神経科学ICUにおける在室日数と患者のバイタルサインおよび検査結果が調整された場合、カンジダ・オーリスの保菌または感染の予測因子は、再使用可能な皮膚表面腋窩温プローブの使用(多変量オッズ比 6.80、95%信頼区間2.96-15.63)と全身のフルコナゾールの曝露(多変量オッズ比10.34、95%信頼区間1.64-65.18)を含んだ。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1714373

10月2日 風しんの届出数の増加に伴う対策について (厚生労働省)
東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県及び愛知県に対し、 通知を送付
5都県の医療機関は、抗体価が低いことが判明した妊娠を希望する女性及び妊婦の同居家族で抗体価が低いことが判明した者に対して優先的に任意接種を行うこととする。
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/181003_1.pdf
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/181003_3.pdf

10月2日 風疹急増に関する緊急情報 (国立感染症研究所)
128 人増加した。
人口100万人あたりの患者報告数は全国で6.1人となり、千葉県が 28.8人で最も多く、次いで東京都の17.7人、茨城県の 9.6人、神奈川県の8.8人、埼玉県の7.4人、愛知県の5.9人、広島県の5.3人が続いた
男性患者の年齢中央値は41歳で、特に30~40代の男性に多く報告された風疹患者の症状(重複あり)は、多い順に発疹99%、発熱87%、リンパ節腫脹60%、結膜充血40%、関節痛・関節炎24%、咳22%、鼻汁15%、血小板減少性紫斑病 0.4%であった。https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/180926/rubella180926.pdf

【2018/9】

9月27日 体液中におけるジカウイルスの存続 (ニューイングランド医学雑誌)
ジカウイルスRNAの検出がなくなるまでの時間の中央値と95パーセンタイル値はそれぞれ、血清では15日(95%信頼区間14-17)と41日(95%信頼区間37-44)、尿中では11日(95%信頼区間9-12)と34日(95%信頼区間30-38)、精液中では42日(95% 信頼区間35-50)と120日(95% 信頼区間100-139)であった。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1613108

9月26日 DNAシークエンシングによる一次抗結核薬への感受性予測 (ニューイングランド医学雑誌)
イソニアジド、リファンピシン、エサンブトール、ピラジナミドへの耐性はそれぞれ、97.1%、 97.5%、94.6%、91.3%の感受性で正確に予測され、これらの薬剤への感受性は、99.0%、 98.8%、93.6%、96.8%の特異性で正確に予測された。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1800474

9月25日 フィリピンに帰省した親族の腸チフス集積事例 (岐阜県)
両患者は叔父と甥の関係にあり, 2017年12月上中旬~年始にかけて親族間の祝事のためフィリピン・ダバオ市に帰省し、 現地で一部行動を共にしていたことが判明した。日本に戻ってから両患者は接触しておらず、共通行動・共通食はなかった。患者らと同時期にフィリピンに帰国・渡航した親族36名 を対象に健康調査を実施した。
2検体からチフス菌を疑う集落が検出され、2株ともSalmonella Typhi(O9:d:-)と同定された。4株ともDegraded Vi positive strain(DVS)であった。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/1011-disease-based/ta/typhi/idsc/iasr-in/8331-463d01.html

9月19日 下気道感染の世界・地域・国の罹患率・死亡率および疫学の評価 (ランセット感染症誌/WHO)
2016年に下気道感染は世界で、5歳未満における652572(95%不確かさ区間586475ー720 612)の死亡と、70歳以上高齢者における1080958(943749ー1170638)の死亡と、全年齢の人における2377697 (2145584ー2512809)の死亡を引き起こした。
https://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(18)30310-4/fulltext

9月19日 首都圏における風疹急増に関する緊急情報 (国立感染症研究所)
第35週までの累積報告数362人から134人増加し第36週は愛知県(11人)、長野県(5人)、茨城県、静岡県(各4人)京都府、大阪府、広島県(各2人)からも複数報告された。
首都圏で急増していた風疹は、全地方(北海道、東北、中部、近畿、中国、四国、九州)に感染が拡大 しつつあり
男性が女性の4.2倍多い 。特に30~40 代の男性に多く
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/180912/rubella180912.pdf

9月14日 麻しん及び風しんの定期接種(第2期)対象者に対する積極的な勧奨等について  (厚生労働省)
文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課長に対し、教育関係部局における保健衛生関係部局と連携した情報提供及び積極的な接種勧奨の協力方について依頼したところです。
つきましては、貴職におかれても、教育関係部局と連携しつつ、引き続き積極的な接種勧奨に取り組まれ、接種率目標(95%)に到達するよう、よろしくお取り計らい願います。

9月10日 インフルエンザのワクチン効果の季節内減衰 (臨床感染症誌/米国)
検査前14-41日に予防接種した者に比べて、検査前42-61日に予防接種した者では、インフルエンザに対する検査陽性のオッズは1.32(95%信頼区間1.11-1.55)倍であった。オッズ比は、予防接種後28日経過する毎に約16%線形に増加し、検査の154日以上前に予防接種した者では2.06(95%信頼区間1.69-2.51)であった。
https://academic.oup.com/cid/advance-article-abstract/doi/10.1093/cid/ciy770/5094689

9月10日 上田保健所管内の飲食店で腸管出血性大腸菌による食中毒が発生しました (長野県)
上田保健所は、上田市内の飲食店「モスバーアリオ上田店」を食中毒の原因施設と断定
環境保全研究所が行った検査により、患者3名から検出された腸管出血性大腸菌O121の遺伝子型が一致しました。
https://www.pref.nagano.lg.jp/shokusei/happyou/ch180910.html

9月8日 韓国におけるMERS輸入症例 (WHO西太平洋本部)
症例は8月16日から9月6日の間に仕事でクウェートに旅行した61歳男性である。
http://www.wpro.who.int/mediacentre/releases/2018/20180909/en/
http://www.who.int/csr/don/12-september-2018-mers-republic-of-korea/en/

9月6日 成人および思春期における合併症のないインフルエンザに対するバロキサビル (ニューイングランド医学雑誌/米国)
症状軽減の中央値は、プラセボでは80.2(95%信頼区間72.6-87.1)時間に対して、バロキサビルでは57.3(95%信頼区間49.5-58.5)時間であった。https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1716197

9月5日 腸管出血性大腸菌O121患者の増加について (厚生労働省)
診断週第35週(8/27~9/2)の腸管出血性大腸菌O121(VT2)報告が増加しております。報告地と致しましては、長野県が最も多く、隣県や関東地方からも報告があります。上記に伴い、O121の発生届がございました場合は、遺伝子パターンの一致を確認する観点から、引き続き、菌株を迅速に国立感染症研究所に送付頂きますようお願い申し上げます。

9月4日 首都圏における風疹急増に関する緊急情報 (国立感染症研究所)
2018 年第 1~34 週の風疹患者累積報告数は 273 人となり、第 33 週までの累積報告数 184人から 89 人増加した。
地域別には千葉県(84 人)及び東京都(72 人)からの報告が多く、神奈川県からの報告が増加して 24 人となり、埼玉県 18 人を併せると、今年の累積報告数の 73%がこの 4 都県からの報告であった。
男性が女性の約 3.7倍多い。特に 30~40 代の男性に多く
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/180904/rubella180904.pdf

【2018/8】

8月31日 自治体における風疹発生時対応ガイドライン (国立感染症研究所)
流行が局地的な場合は、患者の行動調査から、新たな風疹患者が発生する可能性の高い集団を特定し、その集団内での強化サーベイランスを検討する。
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/rubella_gl_180831.pdf

8月30日 結核治療後の再発を予測する細菌因子 (ニューイングランド医学雑誌/米国)
開発コホートにおいては、耐性限界値未満のイソニアジドの平均(±標準偏差)最小発育阻止濃度は、再発群において0.0334±0.0085μg/mL、治癒群において0.0286±0.0092μg/mLであり、1.17倍再発群における高値を示した。リファンピンの対応する最小発育阻止濃度は、それぞれ0.0695±0.0276μg/mL と 0.0453±0.0223μg/mLであり、1.53倍再発群における高値を示した。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1715849

8月21日 首都圏における風疹急増に関する緊急情報 (国立感染症研究所)
地域別には千葉県及び東京都からの報告が多く、第32週までの累積報告数はそれぞれ41人及び39人と、全体の58%がこの2都県からの報告であった。
特に30~40代の男性に多く
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-top/2145-rubella-related/8266-rubella180821.html

8月17日 都内で発生したノロウイルスGII.P12-GII.4 Sydney_2012による食中毒事例について (東京都/富山県)
患者全員に共通する食事は学生食堂で提供された食事のみであった。
患者29名と調理従事者1名の糞便検体および拭き取り1検体(従事者用トイレ)からNoV GIIが検出された。
疫学的見地から12月21日の夕食、 特にオレンジゼリーとの関連が認められ 、一方で前述の調理従事者はオレンジゼリーの調理作業に携わっていた。
遺伝子型はGII.P12-GII.4 Sydney_2012に分類された。
患者10検体、調理従事者1検体および拭き取り1検体のNoVカプシドN/S領域のシークエンス配列を比較したところ、12検体とも100%一致した
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/1023-disease-based/na/norovirus/idsc/iasr-in/8240-462d02.html

8月14日 風しんの届出数の増加に伴う注意喚起について (厚生労働省)
現在、例年と比較し、関東地方で風しんの届出数が大幅に増加しております。
具体的には、第30 週から第31 週まで(7月23 日から8月5日まで)に38 例の風しんの届け出があり、多くは30 代から50 代の男性が占めていました。
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/180814_1.pdf

8月10日 先天性ジカウイルス感染と関連する可能性のあるジカ関連先天障害と神経学的異常 (CDC)
6%で少なくとも一つのジカと関連する障害が確認され、9%で先天性ジカウイルス感染と関連する可能性のある少なくとも一つの神経学的異常が確認され、1%では両方があった。
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/67/wr/mm6731e1.htm

8月10日 医療機関における薬剤耐性アシネトバクター感染症等の院内感染対策の徹底について (厚生労働省)
今般、鹿児島県の医療機関において、薬剤耐性アシネトバクター感染症等の院内感染疑い事例が報告されました。
管下の医療機関に対し、薬剤耐性アシネトバクター感染症等の院内感染を疑う事例を把握した場合には速やかに貴職あてに報告するよう指導するとともに、貴職より地域医療計画課あてに情報提供するようお願いいたします。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/dl/180808-1.pdf

8月10日 多剤耐性アシネトバクター検出事例に関するご報告 (静岡市立病院)
8月10日までに、最初の患者様のほかに、3名の患者様にMDRA感染が発生しました。この3名の患者様のうち、2名が発症され、残る1名は保菌状態であり、発症された2名のうちの1名と最初の患者様の計2名が亡くなられました。
https://www.shizuokahospital.jp/news/mdra/

8月8日 MERSの世界の概略とリスク評価 (WHO)
http://www.who.int/csr/disease/coronavirus_infections/risk-assessment-august-2018.pdf?ua=1

8月7日 早期の麻疹予防接種は遅い麻疹予防接種より強く生存利益と関連しているか (英国医学雑誌公衆衛生/デンマーク・ギニアビサウ)
予防接種しなかった子供と比較して、早期(9か月未満)麻しん予防接種ではハザード比 は0.68 (95%信頼区間0.53-0.78)、推奨(9-11か月)麻しん予防接種ではハザード比は 0.77 (0.620.96)、遅い(12か月以上)麻しん予防接種のハザード比は 0.86 (0.671.11)であった。
https://bmcpublichealth.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12889-018-5866-y

8月4日 エボラ コンゴ民主共和国 (WHO)
8月3日現在、33例の死亡を含んで、全部で43例(確定13、疑い30例)のエボラが報告されている。
http://www.who.int/csr/don/4-august-2018-ebola-drc/en/

8月3日 レジオネラ症を予防するために必要な措置に関する技術上の指針の一部改正について (厚生労働省)
加湿装置の使用開始時及び使用期間中は一か月に一回以上、加湿装置の汚れの状況を点検し、必要に応じ加湿装置の清掃等を実施するとともに、一年に一回以上、清掃を実施すること。
加湿装置の使用開始時及び使用終了時に、水抜き及び清掃を実施すること。
家庭用加湿器のタンクの水は、毎日完全に換えるとともに、タンク内を清掃すること。

8月2日 成人潜在性結核に対するリファンピン4カ月とイソニアジド9カ月 (ニューイングランド医学雑誌)
罹患率の差(リファンピン-イソニアジド)は,確認された活動性結核について 100 人年あたり 0.01 例未満(95%信頼区間-0.14- 0.16)、確認されたまたは臨床診断の結核について 100 人年あたり 0.01 例未満(95% 信頼区間-0.23 -0.22)であった。
治療完了率の差は、15.1%ポイント(95%信頼区間12.7-17.4)であった。146日以内に起きたグレード3-5の有害事象の発生率の差は、全事象に対して-1.1%ポイント(95%信頼区間-1.9 --0.4)、肝毒性事象に対して-1.2%ポイント(95%信頼区間-1.7 --0.7であった。https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1714283?query=featured_home

8月2日 肥満は成人におけるA型インフルエンザウイルス排泄の期間を増加させる  (感染症雑誌/米国・ニカラグア)
症状のある肥満の成人は、肥満のない成人より、A型インフルエンザウイルスを42%長く排泄することが示された(調整イベント時間比1.42、95%信頼区間1.06-1.89)。B型インフルエンザの排泄期間では、関連が観察されなかった。
https://academic.oup.com/jid/advance-article/doi/10.1093/infdis/jiy370/5051913

8月1日 保健大臣記者発表 北キブ地方の疫学的状況報告 (コンゴ民主共和国)
7月28日に北キブ地方保健当局は、出血症状を伴った26例の発熱症例を保健省に通知した。
分析された6検体のうち4検体がエボラ陽性を示した。
https://us13.campaign-archive.com/?u=89e5755d2cca4840b1af93176&id=24b904b316

【2018/7】

7月27日 高齢者における外来患者の抗菌剤使用と処方実地 (英国医学雑誌/米国)
不適正な可能性のある抗菌薬の支払請求は、2011年-14年において受給者1000人当たり552.7から522.1に減少し、調整減少率は3.9%(95%信頼区間3.7-4.1)であった。
https://www.bmj.com/content/362/bmj.k3155#contents

7月24日 ジカおよび他のフラビウイルスの性感染 (プロス医学)
15カップルの発症間隔の中央値は、12日(四分位範囲10-14.5)であり、最大は44日であった。
ヒト精液における感染性ウイルスは、中央値で12日(95%信頼区間1-21日)持続して検出され、最大は69日であった。
http://journals.plos.org/plosmedicine/article?id=10.1371/journal.pmed.1002611

7月24日 コンゴ民主共和国におけるエボラ集団発生の終息 (WHO)
http://www.who.int/news-room/detail/24-07-2018-ebola-outbreak-in-drc-ends-who-calls-for-international-efforts-to-stop-other-deadly-outbreaks-in-the-country

7月20日 麻しん(はしか)患者の発生について (佐久保健所)
6月27日~29日 タイ(バンコク)へ渡航
7月 7日 佐久市内の飲食店Aを利用 (飲食店からの申し出により店名は伏せています。)
感染の可能性がある時間帯:7月7日 18 時~21 時頃
https://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/documents/20180720measles_press.pdf

7月18日 A型肝炎 患者の 報告数増加に伴う注意喚起ついて (厚生労働省)
今般、A型肝炎の報告数が例年より増加している
症状消失後においても手洗い等の衛生管理が重要であることについて指導すること 。
感染者の同居感染者やパートナー等、特にA型肝炎ウイルスへの曝露リスクが高い者への対応として、予防接種の意義や、予防接種に対応可能な医療機関等に関する情報提供について検討すること 。

7月18日 流行性角結膜炎患者からのアデノウイルス54型の検出 (大阪市)
遺伝子検査で27検体(87.1%)がAdV陽性となり, hexon領域の遺伝子型別の結果, 19検体(70.4%)が54型であった。ウイルス分離検査はすべて陰性であった。54型陽性患者の年齢は, 0~5歳が8人, 6~19歳が2人, 20代が2人, 30代が6人, 40代が1人であった。また, 患者発生状況は家庭内発生が57.9%(n=11), 保育所での発生が31.6%(n=6), 不明が10.5%(n=2)であった。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/1393-disease-based/ra/ekc/idsc/iasr-in/8178-461d03.html

7月18日 介護老人保健施設におけるヒトRSウイルスの集団感染事例 (富山県)
有症者49名の性別は男性2名,女性47名,年齢は入居者76~102歳,職員30~61歳であった。
今回の富山県における事例で検出されたHRSV-Aの遺伝子型はON1であったが, ON1は国内では2013年以降に多くみられており,富山県におけるHRSV伝播も国内における流行から影響を受けているものと考えられる。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/963-disease-based/alphabet/respiratory-syncytial/idsc/iasr-in/8179-461d04.html

7月11日 エボラの重症神経症状の患者 (新興感染症雑誌/英国)
神経症状を有する35症例の回復者のうち、13例の片頭痛、2例の脳卒中、2例の末梢感覚神経症、2例は末梢神経病変があった。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/24/8/17-1367_article

7月10日 被災地・避難所でボランティアを計画されている皆様の感染症予防について (国立感染症研究所)
ご自身の体調が悪い場合は、ボランティアの延期を検討し、体調が完全に回復してから現地に向かうようにしてください。
ワクチンで予防できる疾患に関しては 、母子健康手帳などでご自身のワクチン接種歴を確認し、望ましいと考えられるワクチンについては、可能な限り出発前に接種してから現地に向かうことを推奨します。
被災地で体調の悪い時は、ボランティアセンターあるいはそのチームのリーダー、健康管理者などに告げて、第一線を離れて下さい。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/2457-disaster/h30-7/idsc/8161-typhoon1807-20180710-2.html

7月9日 薬剤耐性結核患者の死亡へのベダキリンの効果 (ランセット呼吸器医学/南アフリカ)
ベダキリンは標準療法と比較して、多剤耐性結核またはリファンピシン耐性結核(ハザード比0·35、95%信頼区間0.280.46)および超多剤耐性結核 (0.26、0.180.38) 患者において、全原因死亡のリスク縮減と関連していた。
https://www.thelancet.com/journals/lanres/article/PIIS2213-2600%2818%2930235-2/fulltext

7月9日 麻しん(はしか)の発生について (印旛保健所)
接触者は、家族等に限定されることを確認しましたが、注意喚起のため情報提供します。
http://www.pref.chiba.lg.jp/cate/baa/kenkou/kansenshou/index.html

7月2日 人以外の霊長類における母親のジカウイルス感染後の流産・死産 (ネイチャー医学/米国)
妊娠初期にジカウイルス感染した人以外の霊長類の26%は、感染の臨床症状をほとんど示さないにもかかわらず、妊娠のより後期に胎児の死亡を経験することがわかった。
https://www.nature.com/articles/s41591-018-0088-5#Bib1

7月2日  2012-2013年から2015-1016年のシーズンまでの間の小児における弱毒生対不活化のインフルエンザ・ワクチンの効果  (米国医学会雑誌/カナダ)
4シーズンを合わせると、インフルエンザA(H1N1)株に対する調整ワクチン効果は、不活化ワクチンでは79% (95%信頼区間70%-86%) に対して、弱毒生ワクチンでは69% (95%信頼区間56%-78%) であった。インフルエンザA(H3N2)株に対するワクチン効果は、不活化ワクチンでは43% (95%信頼区間22%-59%) に対して、弱毒生ワクチンでは36% (95%信頼区間14%-53%) であった。インフルエンザB株に対する調整ワクチン効果は、不活化ワクチンでは56% (95%信頼区間41%-66%) に対して、弱毒生ワクチンでは74% (95%信頼区間62%-82%) であった。
https://jamanetwork.com/journals/jamapediatrics/fullarticle/2685843

7月2日 麻しんの発生について (福島県)
6月11日 日本に単身で入国 6月18日 発症 6月29日に、麻しん患者1件の届出があり、注意喚起をしたところです。
6月30日及び7月1日に、新たに、県南保健所に麻しん患(臨床診断例)として発生届出がありましたのでお知らせします。今回確認された2名の患者は、共に初発の患者との接触が確認されており、県南保健所が注意喚起及び健康観察対象としておりました。
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045a/kansenkangokansen101.html

【2018/6】

6月29日 コンゴ民主共和国におけるエボラ集団発生 (ランセット誌/疫学チーム)
5月30日までにエボラによる25例の死亡が報告され、調整致命率は56%(95%信頼区間3972%)であった。
推定再生産数は1.03(95%確信区間0.83-1.37)であった。
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(18)31387-4/fulltext

6月29日 腸管出血性大腸菌による広域的な感染症・食中毒に関する調査について (厚生労働省)
医師からの感染症発生届や食中毒発生届出、又はその他の報告により腸管出血性大腸菌患者を探知した場合は、当該都道府県等で定めた体制で調査等を行い、当該都道府県等の感染症部局及び食品衛生部局においては、それぞれで収集した情報を共有する。
広域発生事例(疑いを含む)の段階
都道府県等の食品衛生部局は、 情報提供が求められた場合は、 厚生労働省医薬・生活衛生局食品監視安全課に調査情報の報告を行う。また、 都道府県等の食品衛生部局は、厚生労働省医薬・生活衛生局食品監視安全課から別途連絡のあった場合は、共通調査票を活用して調査を行い、厚生労働省医薬・生活衛生局食品監視安全課に報告を行う。
都道府県等の保健所担当課は、医療機関ですでに菌株分離が終わっている場合は菌株を確保する。また、医療機関等で検便を実施していない疫学的に腸管出血性大腸菌への感染が疑われる血便等の患者について、優先的に検便の採取を行う。
都道府県等の保健所担当課は、患者便または菌株の検体を、NESID ID を付して、速やかに地方衛生研究所等の検査実施施設2に送付し、MLVA 法による遺伝子型検査の実施を依頼する。

6月29日 アニサキスによる食中毒の原因調査について (厚生労働省)
アニサキスによる食中毒調査時に、原因と考えられる魚介類の水揚げから加工(内臓除去)までの時間、温度等について 調査を行うこと

6月27日  ペニシリン・アレルギーと記載されている患者のMRSAとクロストリジウム・ディフィシルのリスク  (英国医学雑誌)
ペニシリン・アレルギーのある患者では、調整ハザード比は、MRSAについて1.69(95%信頼区間、1.51-1.90)、クロストリジウム・ディフィシルについて1.26(1.12-1.40)であった。
https://www.bmj.com/content/361/bmj.k2400

6月19日 高齢者福祉施設における呼吸器感染症の集団発生について (福岡県)
次世代シークエンサーによるウイルス探索 の結果、10名中1名の咽頭ぬぐい液検体からライノウイルスC(HRV-C)の3Dpol遺伝子が検出された。
配列が判明した441bp領域内で,、今回のウイルス株に反応する特異的なプライマーを設計し、新たなnested PCR法を構築して再検査を実施したところ、10検体中8検体からHRV-Cが検出された。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/1750-source/respiratory/idsc/iasr-in/8098-460d03.html

6月19日 北海道釧路保健所管内で発生したエコーウイルス30型による無菌性髄膜炎の多発事例について (北海道)
VP1領域の遺伝子が検出された髄液21検体および血清6検体について, 検出された遺伝子の塩基配列(325bp)を決定してウイルスの型別を行ったところ, すべてエコーウイルス30型(E-30)と同定された。また, 25検体から検出されたウイルス遺伝子の塩基配列は完全に一致し, 残り2検体から検出されたウイルス遺伝子についても99%以上の相同性が確認された。
親世代にあたる成人の症例が全入院者数の約半数を占めた。また, 成人の入院患者の約半数には, 家族内にも発熱等の症状を示す者が認められた。そのため本事例は, 保育所内や家族間など人の接触する機会が多い中でウイルスが伝播した可能性が示唆された。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2431-related-articles/related-articles-460/8086-460r01.html

6月18日 MERS サウジアラビア (WHO)
1月12日から3月31日の間に、サウジアラビア王国の国際保健規則本部は、75のMERS確認例を報告し、23の死亡例を含んでいた。
これら75例のうち、21例は4つ(2つは医療機関内、2つは家庭内)の異なる集団発生の一部であった。
http://www.who.int/csr/don/18-june-2018-mers-saudi-arabia/en/

6月15日 埼玉県、東京都、茨城県及び福島県から報告された同一の遺伝子型の腸管出血性大腸菌 O157:H7による感染症・食中毒事案について (厚生労働省)
本年5月25日以降、埼玉県、東京都、茨城県及び福島県で報告された腸管出血性大腸菌O157:H7のうち、6件の遺伝子型が同一であった。
サンチュは同一の生産業者から出荷されており、上記食材納入業者とは別の経路で流通した福島県内の温泉施設を利用した患者からも同一の遺伝子型の腸管出血性大腸菌 O157:H7 を検出。
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11135000-Shokuhinanzenbu-Kanshianzenka/0000212351.pdf

6月13日 デンク予防接種の安全性と有効性に関するデングの血清状況の効果 (ニューイングランド医学雑誌/サノフィ)
2-16歳のデング血清反応陰性者において、ウィルス学的に確認されたデングの累積5年入院率は、ワクチンを受けた者では3.06%、対照では1.87%であり、データのカットオフによるハザード比は1.75(95%信頼区間 1.14-2.70)であった。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1800820

6月12日 疫学的状況 (コンゴ民主共和国)
全体で、地域で59症例の出血熱が報告され、38は確定例、14は可能性例、7は疑い例である。
https://mailchi.mp/6cfd6e724d7f/ebola_rdc_12juin?e=f27b7f5a19

6月8日 麻しん及び風しんに関する特定感染症予防指針の改定について (麻しん・風しんに関する小委員会)
0歳児や予防接種の不可能な者に接する機会の多い者に対し、特に強く予防接種を推奨する
海外からの渡航者と接する機会の多い職業に対する予防接種を推奨するとともに、海外に渡航する者等のうち、罹患歴又は予防接種歴が明らかでない者に対し、予防接種を推奨する
国は、自治体間での情報共有や連携体制の方針を示し、技術的援助等の役割を積極的に果たすこと 各都道府県等においても都道府県等相互の連携体制をあらかじめ構築しておくこと
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/shiryo3_2.pdf

6月6日 薬剤耐性に関する医療従事者の教育訓練のための能力・技術の枠組み (WHO)
区分4 公衆衛生官 
診断の管理とサーベイランス 感染症の疫学を理解する。公衆衛生サーベイランスの原則と方法を理解する。http://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/272766/WHO-HIS-HWF-AMR-2018.1-eng.pdf

6月3日 食中毒を発生させた施設の行政処分について (埼玉県)
狭山保健所は、食中毒を発生させた 設置者に対して、 給食施設での給食停止の行政処分を本日行った。
検査結果患者2名及び職員1名の便並びに検食1検体から腸管出血性大腸菌O157が検出された。
喫食メニュー 平成30年5月21日(月曜日)に提供された給食
鶏肉の味噌焼き(鶏もも味噌漬、サンチュ)、かぼちゃ煮、しらす和え(刻みおくら、しらす干し)、すまし汁
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2018/0603-02.html

6月2日 養鶏業によるセフチオフル使用中止後の基質拡張型セファロスポリン耐性サルモネラの有病率の減少 (国際食品微生物学雑誌/日本)
主としてAmpCベータラクタマーゼCMY-2産生株からなる基質拡張型セファロスポリン耐性サルモネラの有病率は、2011年までに45.5%に増加していた。しかし、2012年に日本の養鶏業によるセフチオフル使用の自発的中止後は、基質拡張型セファロスポリン耐性サルモネラの有病率は、2012年に29.2% 、2013年に18.2% 、2014年に10.5%、 2015年に10.5% へと、毎年減少した。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0168160518300874?via%3Dihub#!

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